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Lord of Magic Championships 2006


ラウンド 10: 渡辺雄也 vs 大野勇雄

Written by Naoaki Umesaki

このラウンドは、前日のスタンダードラウンドを全勝している大野の試合をお届けしたい。

大野のデッキは前環境の『太陽拳』を彷彿とさせる青白赤のコントロールデッキで、黒が入っていない為、リアニメイトカードは《ゾンビ化/Zombify》ではなく《蘇生/Resurrection》が採用されている。

色の組み合わせについてだが、青白黒ではなく青白赤というカラーコンビネーションにする事により《糾弾/Condemn》に加えて《稲妻のらせん/Lightning Helix》を積む事ができ、青緑クロックパーミッションやビートダウンデッキなどに耐性が上がっているという。《稲妻の天使/Lightning Angel》も非常に魅力的である。

大野「みんな言ってるけど、『太陽拳』で神河が環境落ちして一番痛かったのは間違いなく《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》《嘆きの井戸、未練/Miren, the Moaning Well》などのライフ回復手段が落ちた事だよね。でも、フィニッシャーに関しては《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire》《稲妻の天使/Lightning Angel》と代わりがいるし、『太陽拳』系のデッキはまだまだ有力なデッキタイプと言えるんじゃないかな?」

大野の友人も同じデッキを使っているそうだが、その友人も前日のスタンダードラウンドを全勝とか。新環境も『太陽拳』系のコントロールは健在のようである。


対する渡辺は神奈川では“ミスター PWC”として非常に有名で、スタンダード巧者であるプレイヤーだ。

地元のジュニアプレイヤーに「渡辺さんって 37 才くらいですよね?」「ナベパパ、親父狩りに注意して」とか酷い事を言われた事があるらしいが、今を時めくピチピチの 17 才である。最近よく話題にあがる第 3 世代どまんなか。GP などのプレミアイベントにも積極的に参加しコンスタントに好成績を残しており実力は確かなものがある。そろそろブレイクの予感か!?

そんな渡辺の使用デッキは『青赤トロン』。前環境も猛威を振るったデッキタイプだが、『太陽拳』同様落ちた主要パーツがフィニッシャーのみで《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》《吸収するウェルク/Draining Whelk》という代わりの強力フィニッシャーがいるのでこちらも神河が落ちても健在のようだ。

そんな“ミスター PWC”にタイムスパイラルのお勧めカードを聞いてみた。

渡辺「地味ですけど、《熟慮/Think Twice》が強いですね。素で打ってよし、《強迫的な研究》で捨ててよし」

カードの効果・見た目的な派手さはないが、話を聞くと確かに強そうだ。 みなさんも試してみては如何だろうか?

さて、それでは試合をお届けしよう。

Game 1

大野勇雄

ダイスロールの結果渡辺が先攻、お互いノーマリガンでゲームスタート。

大野は 2 ターン目に《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery》をセットし、意図的に手札を 8 枚にして《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》をディスカード。

4 ターン目に大野は《稲妻の天使/Lightning Angel》と仕掛けるが、これを渡辺は《差し戻し/Remand》

大野は次のターンに《蘇生/Resurrection》《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》を釣りに掛かるが《マナ漏出/Mana Leak》され、次のターンも《稲妻の天使/Lightning Angel》を出すも返しで《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》で除去されてしまう。


大野「うーん、かんばしくないなぁ」

渡辺「そうですね……。それじゃドローします。あ、揃った。本体に《悪魔火/Demonfire》で」

大野「まっけー。うーん、やってる事が前環境と変わってない気が……」


まったくもって同感である。

渡辺 1-0 大野


【渡辺】

IN

3《併合/Annex》

3《呪文嵌め/Spell Snare》

1《吸収するウェルク/Draining Whelk》

1《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》

1《ギルド無き統治/Govern the Guildless》

OUT

3《電解/Electrolyze》

2《燎原の火/Wildfire》

2《撤廃/Repeal》

1《マナ漏出/Mana Leak》

1《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》


【大野】

IN

3《道化の王笏/Jester's Scepter》

3《糾弾/Condemn》

3《取り消し/Cancel》

2《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》

1《蘇生/Resurrection》

1《福音/Evangelize》

OUT

4《神の怒り/Wrath of God》

4《稲妻のらせん/Lightning Helix》

2《信仰の足枷/Faith's Fetters》

2《宮廷の軽騎兵/Court Hussar》

1《稲妻の天使/Lightning Angel》

Game 2

渡辺雄也

先攻の大野、初手が芳しくなくマリガンするが新しい手札も土地が 1 枚しかなく芳しくない。《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》があるので土地を 1 枚引けば動けそうだが、はたしてどうだろうか。悩んだ結果、大野はこの手札をキープ。

渡辺はノーマリガンでキープ。

結果、大野は 5 ターン目まで土地を引くことが出来ず、その間渡辺は順調にドロー・セットランドを繰り返す展開となってしまう。

大野は 6 ターン目に念願の土地を引きこみ《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》。次のターンには《道化の王笏/Jester's Scepter》で仕掛けにいくが渡辺はこれを《吸収するウェルク/Draining Whelk》

場に「4/4・飛行」として出る《吸収するウェルク/Draining Whelk》が大野に襲い掛かる。

渡辺は更に勝利を磐石なものにせんと《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》を大野のエンドステップにプレイ。

大野は最後の抵抗と、土地が止まっていた間にディスカードで捨てた《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》を対象に《蘇生/Resurrection》を打つが、渡辺はこれもきっちり《マナ漏出/Mana Leak》

大野、万策尽きここで投了。

渡辺 2-0 大野

Winner is 渡辺雄也 !

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