トップ «ラウンド 11: 浅原晃 vs 橋本裕 最新 Top 8 Decks»

Lord of Magic Championships 2006


ラウンド 12: 高橋純也 vs 鈴木貴大

Written by Naoaki Umesaki

本大会では着実に力をつけ台頭してきた若い力『第 3 世代』の話題が多かったが、予選ラウンドの最終戦にてそんな『第 3 世代』のエース同士が Top 8 入りをかけて激突だ!

鈴木は『 GP 広島』 Top 8 入賞に続き『日本選手権 2006 』も Top 8 入賞を果たし、今年ブレイクした。最近では Top 8 が当たり前、Top 8 に入らないのを見たことがないくらいに「勝ちキャラ」となっている鈴木の実力は本物だろう。

昨年度の『 LoM 』では、自らが製作・調整して後に『世界選手権』優勝デッキとなる『緑白ガジーの輝き』デッキを使用して、Top 8 こそ逃したものの好成績を収めていたが、今年の『 LoM 』では当たり前のごとく勝ち星を重ね、勝てば Top 8 というところまで勝ち上がってきた。

さて、鈴木の勢いは『 LoM 』を制する事ができるのか!?

対する高橋は『 GP 松山』 Top 8 入賞などの戦歴を持ち、“ラッシュ”の愛称で多くのプレイヤーに親しまれている。名古屋の蔵島“G-REN”一輝など他地域の『第 3 世代』とも積極的に交友を持ち、地域を越えて『第 3 世代』のまとめ役となっている。

結果的な面で『第 3 世代』を引っ張るのが鈴木が表エースなら、各地域の『第 3 世代』を繋ぎ合わせ強いプレイヤーを生むコミュニティを裏から支える高橋は裏エースといえるだろう。

そんな高橋、今回の使用デッキは《灰の殉教者/Martyr of Ashes》《再誕の宣言/Proclamation of Rebirth》のコンボで恒久的にライフを回復しながら場をコントロールし、《聖なるメサ/Sacred Mesa》などで勝つ白単のコントロールデッキである。

非常に熱い組み合わせである。緊張感の中にフレッシュな風を感じることができる勝負を期待できそうだ。

Game 1

Martyr of Sands

ダイスロールの結果、鈴木の先攻。お互いマリガンなしでゲームスタート。

高橋、1 ターン目《砂の殉教者/Martyr of Sands》。2 ターン目《砂の殉教者/Martyr of Sands》× 2 と順調に展開。《砂の殉教者/Martyr of Sands》 3 体によるアンニュイな感じのビートダウンが開始される。

鈴木は 4 ターン目《強迫的な捜索/Obsessive Search》から《絶望の天使/Angel of Despair》をディスカードし、次のターンに《絶望の天使/Angel of Despair》《蘇生/Resurrection》

土地が止まり気味な高橋の《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》を破壊する。

高橋「ビートダウンが止まった……」

問題はそこじゃない気がするが、そういうことにしておこう。

鈴木は更に《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire》を場に追加し、《迫害/Persecute》をプレイ!

『こうかは、ばつぐんだ!』

鈴木の指定はもちろん白。 高橋の手札から《神の怒り/Wrath of God》 2 枚と《信仰の足枷/Faith's Fetters》2 枚が落ち、手札は《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》 1 枚に。

高橋は《物語の円/Story Circle》を引き込むも、鈴木の《屈辱/Mortify》により高橋の物語第 1 章は終了することとなった。

高橋 0-1 鈴木


【鈴木】

鈴木貴大

IN

2《マナ漏出/Mana Leak》

2《併合/Annex》

OUT

4《神の怒り/Wrath of God》


【高橋】

IN

3《道化の王笏/Jester's Scepter》

4《石臼/Millstone》

2《象牙の仮面/Ivory Mask》

OUT

4《砂の殉教者/Martyr of Sands》

4《再誕の宣言/Proclamation of Rebirth》

1《信仰の足枷/Faith's Fetters》

Game 2

先攻の高橋は初手をキープ、後攻の鈴木は 1 マリガンでゲームスタート。

高橋は 2 ターン目《石臼/Millstone》、3 ターン目《石臼/Millstone》、4 ターン目《道化の王笏/Jester's Scepter》と相手のライブラリーを攻めに行くが、高橋を待っていたのはまたも鈴木の《迫害/Persecute》

もちろん色指定は白。 高橋の手札から《信仰の足枷/Faith's Fetters》 3 枚と《象牙の仮面/Ivory Mask》が落ちる。

鈴木は《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire》を出し勝負を決めにかかるが、高橋は《吠えたける鉱山/Howling Mine》を引き込み次のドローに希望を繋ぐ。

しかし、鈴木の手札から出てくる《絶望の天使/Angel of Despair》

高橋「絶望した!」

どこの漫画の台詞かは知らないが、まさに『絶望』だ。割れる《吠えたける鉱山/Howling Mine》


高橋純也

手札 0 の“ラッシュ”高橋だが、目はまだ死んでいない。

死んでいないっていうか、むしろ燃えている。


高橋「ドロォォォーーー!」


そして、高橋のライブラリートップから吹き荒れる《神の怒り/Wrath of God》!!

神は高橋を見捨ててはいなかったのか!?

もしかして、ここから逆転……。


そんなことを感じた瞬間、鈴木の手札から降臨する《絶望の天使/Angel of Despair》《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》


まさに、神降臨!!


高橋「ですよねー。あぁー、やっぱきっちりビートダウンできるデッキにするべきだったかなぁ。《砂の殉教者/Martyr of Sands》じゃビートしきれねぇよ……」

鈴木「そ、そうだね(汗)」

高橋 0-2 鈴木


この勝利によって、鈴木は決勝ラウンド進出を決めた。

鈴木は感慨深げに語る。

「『 GP 広島』『日本選手権』では Top 8 に残りながら優勝する事ができなかった。今度こそ頂点に……」

3 度目の正直。そんな言葉があるが、現実味を帯びてきた。決勝ラウンドの鈴木にも注目だ!

Winner is 鈴木貴大 !

Tags: Report

編集