23 歳、学生
特になし
Concordant Crossroad
2 日目のドラフト 2 回戦目の相手のレアデッキに圧敗
5-1、Zoo、自分
5-1、1 回目黒赤、2 回目緑白
CCC、LMC、CDC
毎年楽しみにしているので、これからも開催してほしい
カメハウスの使用人
プロツアー 8 位、日本選手権 7 位
脳内
自分のデッキがヤソコンって言われ続けた。鉄板少女アカネが見れなかった。
4-1-1、青赤氷パーミッション、自分
5-1、レアドラフト
特になし
22 歳、学生
特になし。
所属チーム:Team gear (仮)
練習しているところ:アメニティードリームパワー 9 (池袋)
プレイテスト仲間:アメの面子と。
《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》をバウンスランドで戻したこと。
戦績:4-2-0
デッキの内容:筋金入りのボロス
デッキビルダー:藤田剛史さんの BDW のマナカーブを参考にしました。
戦績:5-1-0
1 日目:赤白レベル( 3-0 )、レベル計 8 体いました。
2 日目:赤緑( 2-1 )、普通でした。
FDC、PWC、CDC
これからも LoM を続けていってほしいと思います。
27 歳、会社員
2005 GP 台北ベスト 4
浅原連合、池袋オーガ、石川さん(脳内)
ドラフトでよく相手が事故ってた。
2-2-2 ( 1-1-1、1-1-1 (トス、ID ))、赤青トロン、JB + AKKA
6-0、緑黒 3-0、青黒 3-0
LMC、PWC、FDC
賞品とかポイントレースを少なくしてもいいので、続けて欲しいです。
18 歳、狂人
シミチンさんと同じ日本選手権 1 没、クリリンさんと同じ PT チャールストンあと一歩、GP 広島 3 位
トントロ組、愁邸、富井翼、有留知広
《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》 2 体出して 1 ゲーム落とした。
5-1、ムネコン(太陽拳)、自分
3-2-1、1 回目:青白 2-0-1、2 回目:青白 1-2。クリリンさんカツラだった……。
PWC、CDC、FDC
フレーフレー(>_<)
21 歳、大学生(のフリをしてます)
GP 浜松 16 位(個人は聞かないでください……)
二俣川ティムとか PWC 会場とか彼女の家、二俣川の人々やナベやラッシュやれいや彼女やほか多数
ムネオには勝ったけど地球人最強にふみつぶされました。
3-0、1-1-1 ( 1 ID )、トリコロールリアニ、タレネコさんに丸投げしてもらいました。
4-2、1 回目:緑黒 2-1、2 回目:白青 2-1
PWC
お祭り気分だけど楽しいですね。
27 歳
玄人会で 2 回優勝
特になし。古淵、ヤソ・コム・IR
土地プレイしないで勝ち
4-2、ドラゴンストーム、佐々木将人
4-1-1、赤黒青 3-0、赤黒青 1-1-1
特になし
20 歳、大学生
五竜杯優勝× 2
MO、大学の部室、池袋オーガ、渋谷フォーラムで、相澤恵司大明神、山川洋明先生、市原裕也くんたちと
初戦、《ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch》× 3 の 32 ライフを 8/8 だけで削りきった。8/8 強すぎ。
5-1、Scryb & Force、自分
3-2-1。
3-0、緑黒タッチ赤キノコ、《分解/Disintegrate》強すぎた
0-2-1:青緑タッチヤヤさま、チャンプアタックした
PWC、FDC
初参加でトップ 8 入れて感無量です。
]]>Happy Tree Friends - Hashimoto Yu / Lord of Magic Championships 2006 - Standard *5-1* | |
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Main Deck | Sideboard |
4 密林の猿人/Kird Ape 3 サバンナ・ライオン/Savannah Lions 3 巻物の大魔術師/Magus of the Scroll 4 番狼/Watchwolf 2 荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage 4 なだれ乗り/Avalanche Riders |
2 ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan 3 ロノムの一角獣/Ronom Unicorn 1 腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak 4 氷結地獄/Cryoclasm 3 癇しゃく/Fiery Temper 2 反復/Reiterate |
Boros Weenie - Kaga Hiroyuki / Lord of Magic Championships 2006 - Standard *5-1* | |
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Main Deck | Sideboard |
4 サバンナ・ライオン/Savannah Lions 4 巻物の大魔術師/Magus of the Scroll 4 サルタリーの僧侶/Soltari Priest 4 レオニンの空狩人/Leonin Skyhunter 3 空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire |
2 崇拝/Worship 4 氷結地獄/Cryoclasm 3 ロノムの一角獣/Ronom Unicorn 3 ワイルドファイアの密使/Wildfire Emissary 2 ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec 1 ボロスの駐屯地/Boros Garrison |
Munecon - Suzuki Takahiro / Lord of Magic Championships 2006 - Standard *5-1* | |
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Main Deck | Sideboard |
3 骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire 3 絶望の天使/Angel of Despair 2 怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath |
3 併合/Annex 3 信仰の足枷/Faith's Fetters 4 最後の喘ぎ/Last Gasp 2 マナ漏出/Mana Leak 1 ギルド無き統治/Govern the Guildless 2 意志を曲げる者/Willbender |
A Deep Red Fallen Angel - Ohno Isao / Lord of Magic Championships 2006 - Standard *5-1* | |
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Main Deck | Sideboard |
4 宮廷の軽騎兵/Court Hussar 4 稲妻の天使/Lightning Angel 2 怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath 3 ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite |
3 道化の王笏/Jester's Scepter 3 糾弾/Condemn 3 取り消し/Cancel 2 解呪/Disenchant 1 福音/Evangelize 1 蘇生/Resurrection 2 ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir |
Mono Blue Control - Ito Wataru / Lord of Magic Championships 2006 - Standard *5-1* | |
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Main Deck | Sideboard |
4 ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot 3 ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir 2 霧氷羽の梟/Rimefeather Owl |
4 鋸刃の矢/Serrated Arrows 2 いかづち頭/Thunderheads 3 時間の名人/Temporal Adept 3 ボトルのノーム/Bottle Gnomes 2 意志を曲げる者/Willbender 1 吸収するウェルク/Draining Whelk |
O-rox - Oyama Atsushi / Lord of Magic Championships 2006 - Standard *5-1* | |
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Main Deck | Sideboard |
4 極楽鳥/Birds of Paradise 4 ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch 3 墓掘り甲のスカラベ/Grave-Shell Scarab 4 踏み吠えインドリク/Indrik Stomphowler 4 絶望の天使/Angel of Despair |
3 赤の防御円/Circle of Protection: Red 4 神の怒り/Wrath of God 2 クローサの掌握/Krosan Grip 2 糾弾/Condemn 2 萎縮した卑劣漢/Withered Wretch 2 セロン教の隠遁者/Thelonite Hermit |
Yasocon - Naito Keisuke with Yasooka Shota / Lord of Magic Championships 2006 - Standard *5-1* | |
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Main Deck | Sideboard |
3 ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot 3 ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir 2 吸収するウェルク/Draining Whelk 1 霧氷羽の梟/Rimefeather Owl |
2 トーモッドの墓所/Tormod's Crypt 4 火山の鎚/Volcanic Hammer 1 ギルド無き統治/Govern the Guildless 2 徴用/Commandeer 2 盗用/Plagiarize 1 呪文嵌め/Spell Snare 2 運命の盗人/Fortune Thief 1 霧氷羽の梟/Rimefeather Owl |
Angels - Ikawa Yoshihiko / Lord of Magic Championships 2006 - Standard *5-1* | |
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Main Deck | Sideboard |
3 炎まといの天使/Firemane Angel 1 幻の漂い/Drift of Phantasms |
1 信仰の足枷/Faith's Fetters 1 血染めの月/Blood Moon 1 聖なるメサ/Sacred Mesa 3 呪文嵌め/Spell Snare 3 巻き直し/Rewind 2 解呪/Disenchant 4 稲妻の天使/Lightning Angel |
Scrub & Force - Shimizu Naoki / Lord of Magic Championships 2006 - Standard *5-1* | |
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Main Deck | Sideboard |
4 極楽鳥/Birds of Paradise 4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves 4 スクリブのレインジャー/Scryb Ranger 4 粘体マンタ/Plaxmanta 4 ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryad 3 神秘の蛇/Mystic Snake 3 幽体の魔力/Spectral Force |
1 神秘の蛇/Mystic Snake 3 三角エイの捕食者/Trygon Predator 2 土覆いのシャーマン/Loaming Shaman 4 撤廃/Repeal 3 クローサの掌握/Krosan Grip 2 鋸刃の矢/Serrated Arrows |
主だった戦歴はないが、茨城在住で普段は『 CCC 』でマジックを楽しんでいるプレイヤーだ。大会に出る際には必ず『ハッピーツリーフレンズ』というデッキ名にする事で有名だったりするとか、しないとか。
使用デッキは『 ZOO 』。準々決勝では手札 0 からの 5 連続火力トップデッキで劇的な勝利をもぎ取り、勢いにのっている。準決勝の戦いっぷりにも期待したい。
主な戦歴としては、『 GP 広島』 Top 8 入賞、『日本選手権 2006 』 Top 8 入賞など。
本大会でも度々フィーチャー記事で取り上げられており、もはや紹介する必要すらない感すらある『第 3 世代』のエースだ!
使用デッキは『太陽拳』風な『青白黒コントロール』。
もはや長ったらしい紹介や余計な話は必要ないだろう。頂点まであと 2 勝だ!
さっそく、激戦の様子をお届けしたい!
ダイスロールの結果、橋本先攻でゲームスタート。
橋本は準々決勝で手札 0 の状況から火力を5連続で引き込み勝った勢いそのままに……
1 ターン目《密林の猿人/Kird Ape》
2 ターン目《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》《炎の印章/Seal of Fire》
3 ターン目《裂け目の稲妻/Rift Bolt》、と勢いよく展開だ。
しかし、鈴木も《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》経由で 3 ターン目に《神の怒り/Wrath of God》で場を一掃。
4 ターン目には《迫害/Persecute》と良い展開。《迫害/Persecute》の色指定は赤。《黒焦げ/Char》が落ち、橋本の手札は《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》のみに。
橋本は赤キッカーでプレイした《荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage》に加えて《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》を戦線に加えるが、鈴木は冷静に更なる《神の怒り/Wrath of God》でこれを一掃。
この時点で鈴木のライフは 9。
《炎の印章/Seal of Fire》が場に出ているので実質のライフは 7 だが、手札がない橋本としては厳しいか……。
鈴木は一気に試合を決めるべく《強迫的な研究/Compulsive Research》でドローを進め、《絶望の天使/Angel of Despair》をディカードしてこれを《蘇生/Resurrection》!
流石に勝負あったか?
しかし、勢いに乗っている男は何かが違う!
橋本、ライブラリートップからまずは《稲妻のらせん/Lightning Helix》、お次は《裂け目の稲妻/Rift Bolt》、最後は《炎の印章/Seal of Fire》 2 号!
橋本の決勝トーナメントに入ってからの引きっぷりは半端ない。
鈴木「投了ですね(苦笑しながら)」
まぁ、流石にこの引きっぷりには苦笑するしかないか。
鈴木 0-1 橋本
【鈴木】
IN
OUT
2《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》
【橋本】
IN
2《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan》
OUT
2《荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage》
鈴木の先攻、お互いノーマリガンでゲームスタート。
橋本は先ほどの試合以上のロケットスタートを決めてみせる!
1 ターン目《炎の印章/Seal of Fire》
2 ターン目《番狼/Watchwolf》
3 ターン目《密林の猿人/Kird Ape》《炎の印章/Seal of Fire》、《裂け目の稲妻/Rift Bolt》を待機。
4 ターン目《なだれ乗り/Avalanche Riders》で鈴木の《平地/Plains》を破壊。
鈴木も《強迫的な研究で手札を整え 5 ターン目に《神の怒り/Wrath of God》》で場を一掃するが、橋本の攻め手は止むことなく返しのターンに《獣群の呼び声/Call of the Herd》+《稲妻のらせん/Lightning Helix》!
いわゆる、『ブンまわり』である。
鈴木はなんとかせんと《獣群の呼び声》のトークンを対象に《信仰の足枷/Faith's Fetters》をプレイするが、橋本は対応して《獣群の呼び声》トークンに火力を打ち込み自害。ライフゲインを阻止する。
鈴木、再び場を一掃することには成功したがライフが 8 と危険圏内である。が、ここからの凌ぎ方が凄かった。
|
《獣群の呼び声》のフラッシュバックを《差し戻し/Remand》、《なだれ乗り》 2 号は《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery》を割られるも《屈辱/Mortify》で除去、《巻物の大魔術師/Magus of the Scroll》を《神の怒り》、《獣群の呼び声》をさらに 2 枚連続で引き込まれるもマナを揃え《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire》!
次のターン、橋本は《獣群の呼び声》 2 枚をフラッシュバックするも、鈴木は《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire》 2 号!。
攻める橋本も凄いが、凌ぐ鈴木も凄い。非常に見ごたえのある攻防にギャラリーも大盛り上がりだ!!
そして、ついに鈴木は《強迫的な研究/Compulsive Research》で《信仰の足枷/Faith's Fetters》引き込み場を逆転させる。
《信仰の足枷》を《獣群の呼び声》トークンにプレイ。鈴木のライフ 8 にまで回復し、《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire》が攻撃開始!
鈴木の場には《骸骨の吸血鬼》の能力起動に十分なマナもあり場は制圧したといっていいだろう。鈴木が恐れるは橋本の火力連続トップデッキのみ。
先ほど、勝ったと思ったところから火力を連続トップデッキされ負けた記憶が鈴木の脳裏をよぎる……。
アクションは《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire》 2 体が殴るのみ、沈黙が支配する 2 ターンを終え……。
鈴木「火力、引きましたか……?」
ギャラリー「ザワザワ……、ザワザワ……、ザワザワ……」
橋本「ないですね、投了です」
ギャラリー「パチパチパチ(拍手)」
鈴木、橋本の『超』がつくほどの猛攻を耐え切った会心の勝利である!
鈴木 1-1 橋本
先攻の橋本、ダブルマリガン。
後攻の鈴木、初手をノーランドでマリガンし、1 マリガン後の手札を見て長考に入る。
悩んだ結果、鈴木はこの手札をキープする。
橋本が 2 ターン目に《番狼/Watchwolf》をプレイし、鈴木が 2 ターン目に《神聖なる泉/Hallowed Fountain》セットから《印鑑/Signet》をプレイするところからゲームスタート。
鈴木、開始 2 ターンのドローで土地・印鑑という必要牌を引き込んだのである。先ほどの勝利で流れにのっているようにみえる。
対する橋本は土地が 2 枚のまま止まってしまい動けない状況が続くが、鈴木は《強迫的な研究/Compulsive Research》でドローを進め、《番狼/Watchwolf》を《最後の喘ぎ/Last Gasp》で除去する事に成功する。
そして、鈴木の手札から降臨する《絶望の天使/Angel of Despair》!
土地が止まっている橋本の《寺院の庭/Temple Garden》が無情にも破壊される。
さらに次のターンには《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire》が鈴木の戦線に追加され、橋本は鈴木に右手を差し伸べた。
橋本「 gg 」
鈴木「 gg 」
鈴木 2-1 橋本
“『第 3 世代』のエース”鈴木貴大が激戦を制し、『 LoM 』決勝戦に駒を進めた。
決勝戦の相手は、あの浅原晃。ラスボスだけあって強敵だ。
浅原の《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》を鈴木は超えられる事ができるのか!? 決勝戦も乞うご期待!!
Winner is 鈴木貴大! 決勝進出!
Happy Tree Friends - Hashimoto Yu / Lord of Magic Championships 2006 | |
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Main Deck | Sideboard |
4 密林の猿人/Kird Ape 3 サバンナ・ライオン/Savannah Lions 3 巻物の大魔術師/Magus of the Scroll 4 番狼/Watchwolf 2 荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage 4 なだれ乗り/Avalanche Riders |
2 ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan 3 ロノムの一角獣/Ronom Unicorn 1 腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak 4 氷結地獄/Cryoclasm 3 癇しゃく/Fiery Temper 2 反復/Reiterate |
Munecon - Suzuki Takahiro / Lord of Magic Championships 2006 | |
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Main Deck | Sideboard |
3 骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire 3 絶望の天使/Angel of Despair 2 怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath |
3 併合/Annex 3 信仰の足枷/Faith's Fetters 4 最後の喘ぎ/Last Gasp 2 マナ漏出/Mana Leak 1 ギルド無き統治/Govern the Guildless 2 意志を曲げる者/Willbender |
清水“シミチン”直樹。前環境を席巻した『太陽拳』開発チームの一員であり、その『太陽拳』で『日本選手権』 Top 8 入賞を成し遂げた事で有名なプレイヤーである。ネット上などの執筆活動にも積極的で、自身のブログだけではなくアメリカのスターシティゲームスの有料会員向けの記事にも“ネクストライジング”として紹介され記事を投稿していたりもする。その活動は国境をも超え、もはや説明は不要であろうくらいに今年のマジックシーンはシミチンカラーに染まっていると言っても言い過ぎではないだろう。
神河ブロックがスタンダード落ちして彼が大好きだった伝説ドラゴン達はもういないが、本大会ではオリジナルの『青緑クロックパーミッション』を使用し勝ち上がってきた。
清水「僕の伝説は『太陽拳』だけで終わりはしない!」
本大会でも歯に衣着せぬ大胆な発言やアピールプレイでギャラリーを沸かしたりと、プレイヤーとしての実力だけではなく最近はスター性にも磨きがかかってきた。今後も彼には色々と期待できそうだ。
橋本裕。茨城在住で普段は『 CCC 』でマジックを楽しんでいるという。
本人からは「ただの一般市民なので紹介とかしないでいいです。こういった大舞台での勝負には不慣れなので、緊張してプレイミスしないようにリラックスして頑張りたいと思います」というコメントを頂いた。本人の希望通り、紹介は控えさせていただこう。使用デッキは『 ZOO 』。
そんな両者に、デッキ相性について聞いてみた。
清水「メインはキツいけど、サイド後は楽になりそう。総合的には、五分五分といったところだね。まぁ、プレイングでなんとかしてみせます☆」
橋本「シミチンさんのいう通り、相性的には五分五分くらいっぽいですけど、こちらとしては《幽体の魔力/Spectral Force》を《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》でアンタップしながら殴られるパターンがきつそうです。」
ふむ、なるほど。ギリギリの白熱した勝負が期待できそうである。
ダイスロールの結果、橋本が先攻でゲームスタート。
橋本は《稲妻のらせん/Lightning Helix》で清水の《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》を焼き、次のターンに《番狼/Watchwolf》プレイ+《裂け目の稲妻/Rift Bolt》待機とマナを使い切りながら綺麗に展開してビートダウンを開始する。
清水は《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》《ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryad》と展開するが、場に出るクリーチャーのサイズは相手より一回り小さく手札の状況も芳しくないようだ。
橋本はそんな清水を尻目に待機から開放された《裂け目の稲妻/Rift Bolt》に加えて《荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage》赤キッカープレイで本体に直接攻撃を始め、次のターンには《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》《密林の猿人/Kird Ape》《番狼/Watchwolf》と綺麗に手札を使いきりながら展開。この時点で清水のライフは 12。
何とかしたい清水だが、引いてくるクリーチャーは《スクリブのレインジャー《ヤヴィマヤのドライアド》とサイズが相変わらず相手より一回り小さく、土地も微妙に事故っており《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》》からチマチマとダメージを喰らってしまい、どうにも足が回らない状況だ。
清水「おいおい、俺のデッキに入ってるはずの《獣群の呼び声》とか《幽体の魔力》は何処いったよ?」
橋本「そ、そうですね……」
清水「状況は苦しいけど、相手の手札は 0。ここからが勝負、っていうか腕の見せどころさ!」
夏の甲子園を沸かせた早実の“ハンカチ王子”斉藤投手を彷彿とさせる青いハンカチで汗を拭いながらの力強いアピール!
おおいに沸く観衆!
しかし、橋本の攻め手は勢いが衰える事を知らない。
橋本のライブラリーから連続して……
まずは、《黒焦げ/Char》!
さらに、《炎の印章/Seal of Fire》!
さらに、《黒焦げ/Char》!
さらにさらに、《裂け目の稲妻/Rift Bolt》!!
“マジック界の王子”清水、残念ながら逆転の糸口とか言い出す前にコンガリである。
清水「おいおい、引きすぎだろ。 俺にもその引き少しわけてくれよ……」
清水 0-1 橋本
【清水】
IN
OUT
【橋本】
IN
OUT
橋本は先ほどのゲームで見せた凄まじい火力連続ドローの勢いに乗れるか!?
清水が《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》を出し、橋本がそれを《炎の印章/Seal of Fire》で焼くところからゲームはスタート。
橋本、2 ターン目《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》《密林の猿人/Kird Ape》、3 ターン目《獣群の呼び声/Call of the Herd》、4 ターン目《獣群の呼び声》フラッシュバックと綺麗に展開。
清水、3 ターン目《獣群の呼び声》 or 《ヤヴィマヤのドライアド》で悩むも《ヤヴィマヤのドライアド》をプレイし、4 ターン目に青緑マナを立て《粘体マンタ》を構えるモードに入りながら《獣群の呼び声》と展開。
戦闘によりお互いの《獣群の呼び声》トークンが相打つが、橋本は更なる《獣群の呼び声》をプレイする。
|
清水「きちぃ、お互い《獣群の呼び声》入ってるデッキだと枚数ひいたもん勝ちなんだよなぁ……」
橋本「昔、《獣群の呼び声》がスタンダードで使えた頃もそうでしたね」
清水「懐かしいですねー」
カードとともに、記憶もタイムシフトしてくる。
続くターン、清水は橋本の《獣群の呼び声》フラッシュバックを《差し戻し/Remand》で凌ぐも、場・手札の状況は厳しい。
《極楽鳥/Birds of Paradise》を出すのみでターンを終了し、相手のアタックに合わせて《極楽鳥》ブロック+《岩石樹の祈り/Stonewood Invocation》と自身のライフを守るのに必死な状況だ。
清水は次のドローで《撤廃/Repeal》を引き《獣群の呼び声》トークン 1 体を除去。《撤廃》のキャントリップで引いたのは《心霊破/Psionic Blast》。
《獣群の呼び声》トークンでアタックし、橋本は先ほどのターン出した 2 体の《ロノムの一角獣/Ronom Unicorn》でダブルブロック。
清水は《ロノムの一角獣/Ronom Unicorn》 1 体を《心霊破/Psionic Blast》で除去し、一方的な戦闘にする。
清水「Yes!」
ライブラリートップからの《撤廃/Repeal》ドローにより場の状況をとりあえずイーブンに戻し、“王子”自身もギャラリーも盛り上がってきた。
しかし、橋本の手札から清水に飛んでくる《稲妻のらせん/Lightning Helix》 2 枚+《癇しゃく/Fiery Temper》。
何気に《心霊破/Psionic Blast》で自身が喰らう 2 点が痛かったりギルドランドが痛かったりで、清水のライフは 3。
清水「手札は?」
橋本「 0 枚です」
清水「さっきもこんなやりとりあったような……」
橋本「じゃあ、ドローします。あ……」
そして、またも一発で《黒焦げ/Char》になる“マジック界の王子”清水。
清水 0-2 橋本
清水「火力トップとかよくある、よくある。よくあっちゃ困るけど」
筆者「まぁ、相手のドローが勢いにのってましたね」
清水「そうですね。しかし、『日本選手権』に続いてまた決勝トーナメント 1 没ですよ。決勝 1 没の壁が高い……」
筆者「次の大きなイベントは『世界選手権』ですか? また、頑張ってください」
清水「っていうか、どうやらラッキーアイテムだと思ってた青いハンカチがバッドアイテムだったぽいなぁ……」
“マジック界の王子”清水には、また良いラッキーアイテムを見つけて頑張っていただきたい。
Winner is 橋本裕! 準決勝進出!
Happy Tree Friends - Hashimoto Yu / Lord of Magic Championships 2006 | |
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Main Deck | Sideboard |
4 密林の猿人/Kird Ape 3 サバンナ・ライオン/Savannah Lions 3 巻物の大魔術師/Magus of the Scroll 4 番狼/Watchwolf 2 荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage 4 なだれ乗り/Avalanche Riders |
2 ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan 3 ロノムの一角獣/Ronom Unicorn 1 腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak 4 氷結地獄/Cryoclasm 3 癇しゃく/Fiery Temper 2 反復/Reiterate |
Scrub & Force - Shimizu Naoki / Lord of Magic Championships 2006 | |
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Main Deck | Sideboard |
4 極楽鳥/Birds of Paradise 4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves 4 スクリブのレインジャー/Scryb Ranger 4 粘体マンタ/Plaxmanta 4 ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryad 3 神秘の蛇/Mystic Snake 3 幽体の魔力/Spectral Force |
1 神秘の蛇/Mystic Snake 3 三角エイの捕食者/Trygon Predator 2 土覆いのシャーマン/Loaming Shaman 4 撤廃/Repeal 3 クローサの掌握/Krosan Grip 2 鋸刃の矢/Serrated Arrows |
ついに二日間にわたった LoM も、いや、一年間にわたる 2006 年 LoM シーズンも、残り一戦となった。
決勝のテーブルで多くのギャラリーが見守る中、デュエルに望むふたりのプレイヤーは、浅原晃と鈴木貴大。どちらも、もはや説明不要の、トッププレイヤーであり、またトップデックビルダーである。
すでに、このふたりのプロフィールについても、デックについても散々に語りつくされたので、簡単に説明するだけに留めたい。決勝くらいは余計な前置き無しでいきたいものだ。
鈴木のデックは、新環境に対応した、「太陽拳」こと、ソーラーフレア。このデックもまた、鈴木がチューンしたデックのひとつである。
一方の浅原のデックは、デックのどこを切り取っても「浅原」と名前が書いてあるような《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》デック「神砂嵐」。
奇しくも、某少年雑誌の必殺技対決となった、この対戦、どちらも必殺技と呼ぶにふさわしい決め技を持っている点でも共通していると言えるかもしれない。
試合開始前に、何故かデックを交換して、互いにひとり回しを開始するふたり。
鈴木:とてもじゃないけど回るとは思えない。
浅原:デック見られるの今回はさすがに恥ずかしいですね。
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ダイスロールで先攻は浅原。
《シヴの浅瀬/Shivan Reef》セットからの《祖先の幻視/Ancestral Vision》《睡蓮の花/Lotus Bloom》待機という順当な立ち上がり。
一方の鈴木も、2 ターン目には《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》をキャストする、ソーラーフレアとしては理想的な動きをみせる。
しかし、土地 1 枚からスタートした浅原、2 枚で土地がストップする。
そこで、鈴木は《強迫的な研究/Compulsive Research》。
ここで、浅原の秘密兵器である《時計回し/Clockspinning》が《祖先の幻視/Ancestral Vision》に向かって使用され、続くターンのアップキープに、浅原は《祖先の幻視/Ancestral Vision》と《睡蓮の花/Lotus Bloom》を同時にキャストする事となる。
あわや、3 ターンキルかと思われたが、浅原が通常ドローとあわせてひいた 4 枚のカードはコンボをスタートさせるのには十分ではなく、土地を置いて、新たな《睡蓮の花/Lotus Bloom》を待機させてターンを終了する。
そこに突き刺さる鈴木のスペルは、ソーラーフレアの強さの片輪ともいえる《迫害/Persecute》。宣言はもちろん赤。この必殺技の前にすでに 6 枚あった浅原の手札は、一気に 1 枚へと削られてしまう。
当然、何も出来ず、ターンを終了する浅原に追い討ちをかけるようにキャストされるのは、もう片輪である《戦慄の復活/Dread Return》、先ほどの《強迫的な研究/Compulsive Research》で墓地に送られていた《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire》が場に登場する。
その後、浅原は《睡蓮の花/Lotus Bloom》と《時計回し/Clockspinning》しかドローすることはなかった。
鈴木 1-0 浅原
1 ターン目に《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》から、《均衡の復元/Restore Balance》を待機させる浅原。これまでに一度もサイドボードから投入されなかったというスペルがついに日の目を見る。
さすがに、《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》だと思われたデックがいきなり《均衡の復元/Restore Balance》デックになる姿は「流石」もしくは「異常」としかいいようがなく、ギャラリーからも「すげぇ……」とため息ともつかない感想が漏れる。
気にせず浅原は、続いて《睡蓮の花/Lotus Bloom》も待機。
鈴木もまた、第 1 ターンに《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》をセットしたため、お互い《平地/Plains》でもあるショックランドをサーチする事となる。
続くターンに、鈴木は《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》をセットし、《均衡の復元/Restore Balance》が待機中である事もお構い無しに《迫害/Persecute》をキャスト。当然宣言は赤。またも、浅原の手札のスペルたちが墓地へと落ちていく。
続いて、《祖先の幻視/Ancestral Vision》をドローし待機させた浅原だったが、鈴木は、浅原の《均衡の復元/Restore Balance》の待機が終了する前に、《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire》をフルタップでキャストする。
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挙動から、手札に《差し戻し/Remand》があることは間違いないと思われる鈴木。このターンになんとかしたい浅原のドローは《時計回し/Clockspinning》。《煮えたぎる歌/Seething Song》で手札を消費し、手札を 0 にしての《時計回し/Clockspinning》によって、《均衡の復元/Restore Balance》の待機を強制的に終了させ、一気に場をひっくり返す。
これにより、手札と、場のクリーチャーを失った鈴木。
なんとか、《強迫的な研究/Compulsive Research》によって手札を補填し、2 体目の《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire》をキャストする。
一方の浅原は《祖先の幻視/Ancestral Vision》での 3 枚のドローによってアドバンテージは得たものの、いま一つ、内容が芳しくない。
新たに《祖先の幻視/Ancestral Vision》を待機させ、《時計回し/Clockspinning》のバイバックによって強制的にドローを掘り進める。
そして、ついに、《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》を引き当て、キャスト。《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire》のお供であるコウモリトークンと、鈴木の本体に 5 点のダメージを割り振る。鈴木は一言「そのままでてきた……」。
余談だが、筆者の知る限りでは、浅原のデックは、《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》をストームで撃つよりも、《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》をそのままキャストして勝つことのほうが多い。もう、何デックだかわからない感じだったりするのだが、それでも勝ち進めるのが浅原のすごいところだ。
返しのターンで鈴木は《神の怒り/Wrath of God》をキャスト。これを《差し戻し/Remand》、《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》でのアタックをする浅原ではあったが、残る手札は、《時計回し/Clockspinning》と土地のみ。結局《神の怒り/Wrath of God》でのリセットを許してしまう。
そして、鈴木が《絶望の天使/Angel of Despair》をキャストする事で、優劣は一気にひっくり返る。
さらに《ゾンビ化/Zombify》で墓地から《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire》が釣り上げられると、浅原は次のドローも土地である事を確認した。
鈴木 2-0 浅原
最初は、昨年度の世界選手権でデックビルダーとしてその名を全国に知らしめた鈴木貴大。
そして、今年の日本選手権では、プレイヤーとしての実力も確かである事を証明した。
しかし、トッププレイヤーには、実力だけでなくある種の勝負強さが求められるのも事実である。安定した成績を残すだけでなく、突出した成績を残すには、場数とある種のきっかけが往々にして必要なものなのだ。
たしかに、この LoM はプレミアイベントではない。
だが、関東最大の「草の根」トーナメントである一方で、名だけでなく実もまた「関東最強を決めるトーナメント」にふさわしかったといえるだろうこの大会。
いまだ「草の根」という枕詞をもって語られることが少なくない鈴木だが、今回の優勝が、鈴木の更なる躍進のきっかけとなるだろう。
おめでとう、Lord of Magic 2006 チャンピオン、鈴木貴大!
]]>準決勝の対戦より、中村篤史と浅原晃の試合の模様をお送りしよう。
浅原はもはや説明語句を使い尽くされてきた感があるが、やはり今回も一番の注目はデッキだったであろう。彼がまとめてきた《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》デッキ=「神砂嵐」は荒削りながら、そのまばゆい輝きを見せている。
一方の中村は、「 Boros Deck Wins 」の流れを汲むような白赤のウィニーデッキを手に、第 1 回戦のフィーチャーマッチから、着実に白星を重ねてここまで上り詰めてきた。
越えるべき壁は高い。だが、もう少しだ。
ダイスロールにより浅原が先攻となる。
《島/Island》から《祖先の幻視/Ancestral Vision》待機という御馴染みとなった立ち上がり。中村は《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》で応える。
静かに時を待つ浅原に、《北風乗り/Mistral Charger》が続くがこれは《差し戻し/Remand》で一旦停止命令。
第 3 ターンに、再度の《北風乗り/Mistral Charger》プレイから少し考え、《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》に 2 ライフ払い《巻物の大魔術師/Magus of the Scroll》。これらはそのまま受け入れられる。
中村が攻める。浅原のライフが 18、13 と減っていく。時計は確実に回っていく。
しかし、気になることがある。攻めているのは中村だが、浅原のコンボが完成してしまえばそれまで。そのためか、開始から一貫して厳しい表情をたたえているのは、中村の方である。それが、焦りにつながらなければよいのだが…。
中村は《焼け焦げたルサルカ/Scorched Rusalka》を追加する。しかし、ここで《祖先の幻視/Ancestral Vision》が解き放たれて 3 枚のカードを手にした浅原が早くも動く。
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《炎の儀式/Rite of Flame》、《炎の儀式/Rite of Flame》、《煮えたぎる歌/Seething Song》、そして《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》。
《祖先の幻視/Ancestral Vision》を含めて、《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》は都合 5 回プレイされるため、その時点でゲーム終了かと思われたが、導かれたのは《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》2 枚と《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》のみ。
中村は 2 マナ分の土地を残してターンを返していた。これを警戒してのことか。
ゲームは終わらなかったが、《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》たちが《巻物の大魔術師/Magus of the Scroll》を除く中村の陣営を一掃し、浅原の優位は動かない。
中村も 2 枚の《稲妻のらせん/Lightning Helix》を本体に打ち込みながら抵抗してはみるものの、浅原のライフ 6 点を残して、投了に至った。
中村 0-1 浅原
【中村のサイドボード】
OUT
なし
IN
なし
【浅原のサイドボード】
OUT
IN
中村は、これからの活躍が期待されるプレイヤーである。それゆえ、まだ大規模トーナメントの経験が少ないことも同時に言えてしまうのだが、そのたたずまいは実に落ち着いたもので、決して勢い任せで勝ち上がってきたものではないことがうかがえる。
先ほどのゲームでは、出鼻をくじかれてしまった感がある中村。ここで仕切り直しといきたいところだが、マリガンの後の 6 枚もマナベースが厳しく、5 枚への後退を余儀なくされてしまう、これは苦しい。
淡々と土地が並ぶだけの序盤になり、実質的なファーストアクションは「浅原の」《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》。戦場を先んじたのは浅原となった。
中村も土地 4 枚から《なだれ乗り/Avalanche Riders》で浅原を減速させ、落ち着いて《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》を待ち受ける。浅原も、エコーを払わせるまでは無理に攻撃しない。
これらがしばしにらみ合った後、《焼け焦げたルサルカ/Scorched Rusalka》が中村の陣営に追加される。浅原の《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》は《なだれ乗り/Avalanche Riders》と相打ちとなる。
続く動きのない浅原に対し、出遅れた中村も《北風乗り/Mistral Charger》《空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire》で盛り返す。このまま何もなければ、あるいは。
しかし、序盤の時間が、浅原に決定的な「時計」を与えていた。
7 枚の土地から、《煮えたぎる歌/Seething Song》、《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》。
そして《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》 2 体。今度は、そのダメージが中村のライフを攻める。
予期してはいたものの、一転して瀕死になってしまった中村は、せめてもの抵抗と《焼け焦げたルサルカ/Scorched Rusalka》に全てのクリーチャーを捧げ、火力トップデッキによる逆転劇を夢見たが、さすがにここまでだった。
中村 0-2 浅原
高い壁だった。
試合の流れ自体は浅原の完勝といった形容になってしまうものだったが、その手札の内容やドローの経過を考えると、決して楽なものではなかったし、真摯に勝ちを追い求めた姿勢は素晴らしい。
この試合そのものが、これからの中村の飛躍につながっていくことだろう。そして、浅原はいつもの自然体で、決勝の舞台へ。
Winner is 浅原晃! 決勝進出!
Pon=Za=Boros - Nakamura Atsushi / Lord of Magic Championships 2006 | |
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Main Deck | Sideboard |
4 サバンナ・ライオン/Savannah Lions 4 巻物の大魔術師/Magus of the Scroll 3 焼け焦げたルサルカ/Scorched Rusalka 4 サルタリーの僧侶/Soltari Priest 3 北風乗り/Mistral Charger 3 空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire 4 なだれ乗り/Avalanche Riders |
4 ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec 3 荒廃の巨人/Desolation Giant 3 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge 3 解呪/Disenchant 2 福音/Evangelize |
Kami-Suna-Arashi - Asahara Akira / Lord of Magic Championships 2006 | |
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Main Deck | Sideboard |
4 ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite 3 大いなるガルガドン/Greater Gargadon 1 狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon 1 火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind |
4 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge 3 ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir 2 稲妻の天使/Lightning Angel 1 大いなるガルガドン/Greater Gargadon 4 均衡の復元/Restore Balance 1 時計回し/Clockspinning |
二日間にわたって行われた Load of Magic もついに予選ラウンドを終え、決勝ラウンドへと突入した。
新鋭・古豪揃って並ぶトップ 8 の顔ぶれを見れば、この大会が「関東最強を決める大会」であることに意義を唱える人間もいないであろう。
激戦を乗り越えてきた 8 人と、新環境を彩る 8 枚のデックリスト。どの対戦も遜色なく素晴らしいカードではあるが、どれかひとつ「ベストマッチ」を選べといわれたら、筆者は独断と偏見でこのマッチを選びたいと思うし、だからこそこのマッチのカバレッジをとることにした。
浅原晃のプロフィールについて今更新しく述べるべきことがあるだろうか?
よく「トップ 8 プロフィール」に自ら書き込む、カメレオンクラブ杯や玄人杯からはじまり、グランプリや Finals では、ともに 2 回の優勝経験を持ち、世界選手権トップ 4 の肩書きを持つ、問答無用のトッププレイヤーである。
筆者の知る限りで、浅原が成績を残せていないトーナメントは、今はなき八王子杯や Magic Fortune 杯ぐらいではないだろうか。
また、おなじみ荒堀和明の GP 仙台優勝の影の功労者として、また、プレミアイベントごとに「浅原のデック」としか言いようのないデックを持ち込んでくるデックビルダーとしての名声についても、また説明は不要であろう。
名実共に、日本を代表するプレイヤーのひとりである浅原であるが、実は、LoM には、かなり初期から参加している。だが、いまだ優勝経験はない。
一方の栗原だが、もはや「新鋭」だの「 PT チャールストン」といった言葉を代名詞的に使用するのもはばかれるほどに、安定した成績をみせるプレイヤーとなった。
派手さは無いものの、堅実で着実なプレイングスタイルは、確かな実力を感じさせてくれる。
浅原のデックは、Round 11 でも紹介した「神砂嵐」ドラゴンストームである。浅原自身も調整不足を認めるデックではあるが、やはりコンセプトやカードの持つポテンシャルは高く、Round 12 をなんとか勝利し、Opp 差を制して決勝へと浅原を導いた。
新環境を代表するコンボデックであり、まだまだ改良の余地が十分にあることから、今後更なる強化が見込まれる注目のデックタイプである。
Kami-Suna-Arashi - Asahara Akira / Lord of Magic Championships 2006 | |
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Main Deck | Sideboard |
4 ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite 3 大いなるガルガドン/Greater Gargadon 1 狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon 1 火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind |
4 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge 3 ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir 2 稲妻の天使/Lightning Angel 1 大いなるガルガドン/Greater Gargadon 4 均衡の復元/Restore Balance 1 時計回し/Clockspinning |
一方で、栗原のデックは、「本人のオリジナルのデック」ではあるものの、デックの内容としては、Round 1 で有留が使用していた「赤青型の」ヤソコンである。
今大会に八十岡が持ち込んだデックは全部で 3 つあり、北山が使用した白緑青のマナ加速とドロー加速の後に《秘教の処罰者/Mystic Enforcer》が登場するボードコントロールバージョンと、八十岡本人曰く「原点回帰」という黒緑青の《神秘の蛇/Mystic Snake》や《熟慮/Think Twice》を入れたパーミッション、そして、最後がこの赤青氷雪タイプである。
ちなみに、黒緑青が原点回帰であるのは、八十岡のヤソコンがはじめて表舞台に登場した「カウンターモンガー」と同じ色だからだそうだ。
栗原が使用するタイプのデックの特徴は、氷雪というコンセプトを《占術の岩床/Scrying Sheets》と冠雪土地や《ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot》によるアドバンテージエンジンだけでなく、フィニッシャーの《霧氷羽の梟/Rimefeather Owl》や、軽量除去の《雪崩し/Skred》でも活用しているところにある。
また、時のらせんからは、《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》がそのカードパワーを認められ、採用されている。
Gargadon Deck Wins - Kurihara Shingou / Lord of Magic Championships 2006 | |
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Main Deck | Sideboard |
4 ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot 3 ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir 1 吸収するウェルク/Draining Whelk 1 霧氷羽の梟/Rimefeather Owl |
4 紅蓮地獄/Pyroclasm 2 交錯の混乱/Muddle the Mixture 1 万の眠り/Gigadrowse 1 反復/Reiterate 1 呪文嵌め/Spell Snare 4 大いなるガルガドン/Greater Gargadon 1 運命の盗人/Fortune Thief 1 ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir |
デックもプレイヤーも、魅力十分のこの対決を制するのはどちらか。
さて、前述のように、浅原のデックは、もはや浅原の代名詞といってもいい「大ぶりなコンボデック」である。このタイプのデックの一般的な特徴として、パーミッションに弱いというのが挙げられるだろう。
そして、栗原のデックはパーミッションなのである。
デック相性としては、完全に栗原に分があると言えるだろう。《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》自体はストームを持ち、それ自体はカウンターに耐性を持つとはいえ、そこに至るマナ加速をカウンターされる展開になると浅原はかなり厳しい。
また、浅原のデックは、待機を多用しているデックであり、メインから《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》を採用する栗原のデックは、むしろ完全なアンチデックといってもいいぐらいなのだ。
しかし、プレイヤーは浅原である。
「歴伝」を持ち込んだ世界選手権の準々決勝、圧倒的不利といわれた青黒《呪師の弟子/Jushi Apprentice》コントロールとの対戦を制した実績がある。おもえば、この《呪師の弟子/Jushi Apprentice》コントロールはもともとはヤソコンと呼ばれていたデックだ。
相性差をひっくり返すような勝負強さがやはり浅原にはある。
先手は栗原。
浅原が第 1 ターンに《睡蓮の花/Lotus Bloom》からスタートできなかったので、栗原は、3 ターン目に安心して《ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot》をキャスト。ビートダウンを開始する。
手札が芳しくない浅原は、2 枚の《彩色の星/Chromatic Star》を経由して、3 ターン目に《祖先の幻視/Ancestral Vision》をやっとこさ待機させる。続いて《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》を待機。非常に悠長な展開である。
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そんな悠長な浅原に対して、栗原がキャストしたのは、浅原のデックに致命的な弱点を与える《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》。すでに 2 枚のカードを待機させている浅原は、これを 2 度にわたり《差し戻し/Remand》するものの、最終的には場に登場してしまうことを許してしまう。
秘密兵器である《時計回し/Clockspinning》によって、無理矢理《祖先の幻視/Ancestral Vision》でのドローは成功させた浅原ではあったが、《ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot》に続いて、《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》まで加わった 6 点のクロックを前に、ライフは 2 となり、カウンターの警戒などと言ってられない状態で動くしかなくなる。
まずは、《炎の儀式/Rite of Flame》。
ここで、浅原は、すべての土地からマナを引き出すと、《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》の能力でサクリファイスし、《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》を待機状態からキャストしようと試みる。
しかし、《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》の能力が禁じているのは、「アップキープでの待機状態からのキャスト」ではなく、「待機状態が終了する効果の最中のスペルのキャスト」であるため、メインフェイズでのキャストであっても、《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》はキャストする事が出来ない。
改めてこの事を確認すると、しかたなく、浅原はストーム 1 で《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》をキャストする。これがコピーともども通り、浅原の場には 2 体の《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》が登場、栗原に 10 点のダメージを与える。
栗原の場のクリーチャーは、両方とも飛行を持たないため、このままならば、次のターンに浅原が勝利する事となる。
しかし、カウンターを持った栗原が《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》を通したのだから、このままなわけがない。
浅原のエンドターンに登場する《霧氷羽の梟/Rimefeather Owl》。
浅原:《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》が出せなければ勝ちはなかったので、ダメ元でやってみたんですけど、やっぱダメでしたね。
栗原 1-0 浅原
圧倒的な相性差のこのマッチ。
しかし、圧倒的に不利であるということがわかりきっている以上、浅原がなんの対策もこうじていないわけがない。サイドボード構築の際、カウンターに気を取られて、ビートダウン対策を怠ってしまったくらいである。
先攻は浅原。
ここで、今度は栗原が 2 ターン目に浅原のお株を奪う形で《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》を待機させる。
だが、お株を奪ったのは、栗原だけではなかった。
栗原が浅原のターンエンドに、《占術の岩床/Scrying Sheets》の起動から《熟慮/Think Twice》のキャストでタップアウトした隙に浅原がキャストしたのは、待機殺しであると同時に、カウンター殺しでもある《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》。
自身のターンにこのクリーチャーをなんとも出来なかった栗原には、浅原が《炎の儀式/Rite of Flame》《煮えたぎる歌/Seething Song》と繋いで、《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》をキャストするのを指をくわえてみている事しか出来なかった。
栗原:2 本目は、さすがに適当にやりすぎましたね……。
栗原 1-1 浅原
お互いがお互いの本領を発揮して、全力でぶつかりあったこのマッチもついに最終戦。
相性差を活かし、栗原が勝利するか。
それとも、浅原が持ち前の勝負強さを発揮するのか。
1 ターン目に浅原が《祖先の幻視/Ancestral Vision》を待機させ、2・3 ターンと連続で《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》をセットする事で《神聖なる泉/Hallowed Fountain》を 2 枚導き、色マナを安定させる。一方で、栗原も 2、3 ターンと連続で《熟慮/Think Twice》をキャスト。手札を充実させる。
そして、浅原の《祖先の幻視/Ancestral Vision》の待機か解除される 5 ターン目。この《祖先の幻視/Ancestral Vision》は《巻き直し/Rewind》でカウンターされるが、浅原は《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》をキャストし、ビートダウンを開始する。
しかし、栗原もそのターンのエンドにまたも《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》をキャストし、次のターンからクロックをかけはじめる。
一見、3 点と 4 点で浅原が有利なダメージレースに見えるのだが、しかし、栗原は豊富なドローソースでクリーチャーを引き当てれば、いつでも《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》のブロッカーを、しかも浅原のアタックにあわせて場に用意することが出来るのである。基本的に場のコントロールの手綱を握っているのは、栗原である。
はずなのだが。
何度《占術の岩床/Scrying Sheets》を起動しても、手札に入るのは土地ばかり。それによって、刷新されたはずのライブラリートップにもクリーチャーの姿は無い。ライフ 4 まで削られてしまった栗原は《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》を《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》のブロッカーに回さざるを得なくなってしまう。
ここで、浅原が、《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》を手札からキャストするが、さすがにこれは《ルーンのほつれ/Rune Snag》。栗原も土地ばかりをひいているわけではなく、2 枚の確定カウンターによって手札は充実している。
浅原の《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》は《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》と相打ちし、浅原は枷が外される一方で、クロックを失う事となる。
一方の栗原は、マナも十分にあり、なにかクリーチャーさえひけば、カウンターを構えたまま、浅原に対するクロックを用意することが可能なのだ。浅原のライフもすでに5しかないのだ。
栗原が圧倒的優位の場である。
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しかし、浅原の手札には、まだ、2 体の《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》が眠っていた。すでに浅原は 3 枚の《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》をひいていることになる。
この、普通に考えれば不幸な出来事が、このときばかりは浅原に優位に働く。
まず、栗原のアップキープに《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》をキャスト。これは《取り消し/Cancel》でカウンターする栗原。しかし、なおも続いて場に出てくる《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》、そして《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》。
その全てをカウンターし、なんとか浅原の猛攻を凌ぎつつ、ライブラリーを掘り続ける栗原。ここで、やっと念願のアタッカーである《ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot》をドローする。十分なマナがあることを確認すると、これをキャストする。
この返しのターンのアップキープに、待機していた浅原の《祖先の幻視/Ancestral Vision》がキャストされる。これはカウンターしない栗原。浅原は意を決して、すべてのマナをタップして、《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》をストーム 1 でキャストする。
浅原のデックには、すでに《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》は 1 枚しかないのだが、この 2 つの《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》のうち、どちらかさえ通れば、栗原のライフを削りきる事が出来るのだ。
だが、《占術の岩床/Scrying Sheets》《熟慮/Think Twice》《入念な考慮/Careful Consideration》によって、平均 2 枚から 3 枚ライブラリーを掘り進め、手札を充実させていた栗原は、《取り消し/Cancel》《交錯の混乱/Muddle the Mixture》でどちらも処理することに成功する。
《ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot》がアタックして、浅原のライフは 2。次のターンを凌ぎきれば、栗原の勝利である。
ここまで大技を連発してきた浅原なのだが、この肝心な場面でガス欠しないあたりが、浅原の勝負強さである。
浅原は、最後のチャンスとばかりに、《煮えたぎる歌/Seething Song》を経由し、またもストーム 1 での《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》をキャストした。
しかし、栗原の手札には、4 枚のカウンターと、それを唱えるのに十分なマナがあったのだった。
……そう、4 枚の《呪文嵌め/Spell Snare》が。
栗原 1-2 浅原
浅原:最後はただのヘルカイト好きのおっさんみたいでしたね。
たしかに、綺麗にコンボがきまって勝利、とはいかなかったし、結論から言えば栗原が不運なドローに助けられただけだったのかもしれない。
だが、なりふり構わず勝利に向かって諦めない浅原のプレイスタイルこそ、浅原の勝利の原動力である事は間違いないだろう。
Winner is 浅原晃! 準決勝進出!
]]>Happy Tree Friends - Hashimoto Yu / Lord of Magic Championships 2006 | |
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Main Deck | Sideboard |
4 密林の猿人/Kird Ape 3 サバンナ・ライオン/Savannah Lions 3 巻物の大魔術師/Magus of the Scroll 4 番狼/Watchwolf 2 荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage 4 なだれ乗り/Avalanche Riders |
2 ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan 3 ロノムの一角獣/Ronom Unicorn 1 腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak 4 氷結地獄/Cryoclasm 3 癇しゃく/Fiery Temper 2 反復/Reiterate |
Gargadon Deck Wins - Kurihara Shingou / Lord of Magic Championships 2006 | |
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Main Deck | Sideboard |
4 ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot 3 ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir 1 吸収するウェルク/Draining Whelk 1 霧氷羽の梟/Rimefeather Owl |
4 紅蓮地獄/Pyroclasm 2 交錯の混乱/Muddle the Mixture 1 万の眠り/Gigadrowse 1 反復/Reiterate 1 呪文嵌め/Spell Snare 4 大いなるガルガドン/Greater Gargadon 1 運命の盗人/Fortune Thief 1 ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir |
Pon=Za=Boros - Nakamura Atsushi / Lord of Magic Championships 2006 | |
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Main Deck | Sideboard |
4 サバンナ・ライオン/Savannah Lions 4 巻物の大魔術師/Magus of the Scroll 3 焼け焦げたルサルカ/Scorched Rusalka 4 サルタリーの僧侶/Soltari Priest 3 北風乗り/Mistral Charger 3 空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire 4 なだれ乗り/Avalanche Riders |
4 ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec 3 荒廃の巨人/Desolation Giant 3 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge 3 解呪/Disenchant 2 福音/Evangelize |
Izzetron - Bando Junichiro / Lord of Magic Championships 2006 | |
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Main Deck | Sideboard |
2 吸収するウェルク/Draining Whelk 3 ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite |
4 併合/Annex 4 火山の鎚/Volcanic Hammer 2 紅蓮地獄/Pyroclasm 1 ギルド無き統治/Govern the Guildless 2 徴用/Commandeer 1 ミューズの囁き/Whispers of the Muse 1 呪文の噴出/Spell Burst |
Munecon - Suzuki Takahiro / Lord of Magic Championships 2006 | |
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Main Deck | Sideboard |
3 骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire 3 絶望の天使/Angel of Despair 2 怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath |
3 併合/Annex 3 信仰の足枷/Faith's Fetters 4 最後の喘ぎ/Last Gasp 2 マナ漏出/Mana Leak 1 ギルド無き統治/Govern the Guildless 2 意志を曲げる者/Willbender |
Tricolor - Nakamura Hajime / Lord of Magic Championships 2006 | |
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Main Deck | Sideboard |
2 ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite 3 怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath 2 宮廷の軽騎兵/Court Hussar 3 稲妻の天使/Lightning Angel |
3 道化の王笏/Jester's Scepter 3 併合/Annex 1 福音/Evangelize 3 呪文嵌め/Spell Snare 3 糾弾/Condemn 2 解呪/Disenchant |
Kami-Suna-Arashi - Asahara Akira / Lord of Magic Championships 2006 | |
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Main Deck | Sideboard |
4 ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite 3 大いなるガルガドン/Greater Gargadon 1 狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon 1 火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind |
4 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge 3 ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir 2 稲妻の天使/Lightning Angel 1 大いなるガルガドン/Greater Gargadon 4 均衡の復元/Restore Balance 1 時計回し/Clockspinning |
Scrub & Force - Shimizu Naoki / Lord of Magic Championships 2006 | |
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Main Deck | Sideboard |
4 極楽鳥/Birds of Paradise 4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves 4 スクリブのレインジャー/Scryb Ranger 4 粘体マンタ/Plaxmanta 4 ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryad 3 神秘の蛇/Mystic Snake 3 幽体の魔力/Spectral Force |
1 神秘の蛇/Mystic Snake 3 三角エイの捕食者/Trygon Predator 2 土覆いのシャーマン/Loaming Shaman 4 撤廃/Repeal 3 クローサの掌握/Krosan Grip 2 鋸刃の矢/Serrated Arrows |
本大会では着実に力をつけ台頭してきた若い力『第 3 世代』の話題が多かったが、予選ラウンドの最終戦にてそんな『第 3 世代』のエース同士が Top 8 入りをかけて激突だ!
鈴木は『 GP 広島』 Top 8 入賞に続き『日本選手権 2006 』も Top 8 入賞を果たし、今年ブレイクした。最近では Top 8 が当たり前、Top 8 に入らないのを見たことがないくらいに「勝ちキャラ」となっている鈴木の実力は本物だろう。
昨年度の『 LoM 』では、自らが製作・調整して後に『世界選手権』優勝デッキとなる『緑白ガジーの輝き』デッキを使用して、Top 8 こそ逃したものの好成績を収めていたが、今年の『 LoM 』では当たり前のごとく勝ち星を重ね、勝てば Top 8 というところまで勝ち上がってきた。
さて、鈴木の勢いは『 LoM 』を制する事ができるのか!?
対する高橋は『 GP 松山』 Top 8 入賞などの戦歴を持ち、“ラッシュ”の愛称で多くのプレイヤーに親しまれている。名古屋の蔵島“G-REN”一輝など他地域の『第 3 世代』とも積極的に交友を持ち、地域を越えて『第 3 世代』のまとめ役となっている。
結果的な面で『第 3 世代』を引っ張るのが鈴木が表エースなら、各地域の『第 3 世代』を繋ぎ合わせ強いプレイヤーを生むコミュニティを裏から支える高橋は裏エースといえるだろう。
そんな高橋、今回の使用デッキは《灰の殉教者/Martyr of Ashes》《再誕の宣言/Proclamation of Rebirth》のコンボで恒久的にライフを回復しながら場をコントロールし、《聖なるメサ/Sacred Mesa》などで勝つ白単のコントロールデッキである。
非常に熱い組み合わせである。緊張感の中にフレッシュな風を感じることができる勝負を期待できそうだ。
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ダイスロールの結果、鈴木の先攻。お互いマリガンなしでゲームスタート。
高橋、1 ターン目《砂の殉教者/Martyr of Sands》。2 ターン目《砂の殉教者/Martyr of Sands》× 2 と順調に展開。《砂の殉教者/Martyr of Sands》 3 体によるアンニュイな感じのビートダウンが開始される。
鈴木は 4 ターン目《強迫的な捜索/Obsessive Search》から《絶望の天使/Angel of Despair》をディスカードし、次のターンに《絶望の天使/Angel of Despair》を《蘇生/Resurrection》!
土地が止まり気味な高橋の《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》を破壊する。
高橋「ビートダウンが止まった……」
問題はそこじゃない気がするが、そういうことにしておこう。
鈴木は更に《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire》を場に追加し、《迫害/Persecute》をプレイ!
『こうかは、ばつぐんだ!』
鈴木の指定はもちろん白。 高橋の手札から《神の怒り/Wrath of God》 2 枚と《信仰の足枷/Faith's Fetters》2 枚が落ち、手札は《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》 1 枚に。
高橋は《物語の円/Story Circle》を引き込むも、鈴木の《屈辱/Mortify》により高橋の物語第 1 章は終了することとなった。
高橋 0-1 鈴木
【鈴木】
IN
OUT
【高橋】
IN
OUT
4《再誕の宣言/Proclamation of Rebirth》
先攻の高橋は初手をキープ、後攻の鈴木は 1 マリガンでゲームスタート。
高橋は 2 ターン目《石臼/Millstone》、3 ターン目《石臼/Millstone》、4 ターン目《道化の王笏/Jester's Scepter》と相手のライブラリーを攻めに行くが、高橋を待っていたのはまたも鈴木の《迫害/Persecute》!
もちろん色指定は白。 高橋の手札から《信仰の足枷/Faith's Fetters》 3 枚と《象牙の仮面/Ivory Mask》が落ちる。
鈴木は《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire》を出し勝負を決めにかかるが、高橋は《吠えたける鉱山/Howling Mine》を引き込み次のドローに希望を繋ぐ。
しかし、鈴木の手札から出てくる《絶望の天使/Angel of Despair》。
高橋「絶望した!」
どこの漫画の台詞かは知らないが、まさに『絶望』だ。割れる《吠えたける鉱山/Howling Mine》。
手札 0 の“ラッシュ”高橋だが、目はまだ死んでいない。
死んでいないっていうか、むしろ燃えている。
高橋「ドロォォォーーー!」
そして、高橋のライブラリートップから吹き荒れる《神の怒り/Wrath of God》!!
神は高橋を見捨ててはいなかったのか!?
もしかして、ここから逆転……。
そんなことを感じた瞬間、鈴木の手札から降臨する《絶望の天使/Angel of Despair》と《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》!
まさに、神降臨!!
高橋「ですよねー。あぁー、やっぱきっちりビートダウンできるデッキにするべきだったかなぁ。《砂の殉教者/Martyr of Sands》じゃビートしきれねぇよ……」
鈴木「そ、そうだね(汗)」
高橋 0-2 鈴木
この勝利によって、鈴木は決勝ラウンド進出を決めた。
鈴木は感慨深げに語る。
「『 GP 広島』『日本選手権』では Top 8 に残りながら優勝する事ができなかった。今度こそ頂点に……」
3 度目の正直。そんな言葉があるが、現実味を帯びてきた。決勝ラウンドの鈴木にも注目だ!
Winner is 鈴木貴大 !
]]>さて、過去最大級のボリュームとヴァリエーションで登場した時のらせん。
これまでのデックを強化するカードが多いのは当然のことながら、新しいデックタイプを出現させる可能性を存分に含んでいるのもまた、魅力のひとつである。
特に、「派手なゲーム」を好む、ティミーなみなさんだったら、「どんなコンボデックがでてくるのだろう」と期待に胸を弾ませている事だろう。
そんな期待に応えるためか、はたまたマイペースだからかは知らないが、やはりコンボデックを持ちこんできたのが、「歴伝」「平等化」のふたつのティミーなデックブランド、G.o.D. で知られる King of Beatdown ならぬ「 King of Timmy 」浅原晃である。
時のらせんは、ここ最近のエキスパンションの中でも、破格にデックビルドの幅が広く、また、様々なコンボの可能性を秘めたエキスパンションである。
「ぺプルズ」で知られる《永劫の輪廻/Enduring Renewal》で《野生の朗詠者/Wild Cantor》を無限にまわしてストームを稼ぐコンボや、帰ってきた《天秤/Balance》こと《均衡の復元/Restore Balance》を《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》と組み合わせるコンボなど、過去のコンボデックをオマージュしたものや、《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》に《知恵の蛇の眼/Ophidian Eye》をエンチャントして(ライブラリーの限り)無限ダメージといったコンボがすでに考案されている。
そんな中でも、もっとも有名で、もっとも夢があふれるのが、《睡蓮の花/Lotus Bloom》や《煮えたぎる歌/Seething Song》などでマナを加速しつつストームを稼ぎ、《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》で 4 体の《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》を場にだし瞬殺する「ドラゴンストーム」だろう。
浅原が持ち込んできたのも、このデックタイプである。
しかし、「嵐」とかけたのか、リフルシャッフルする姿から連想したのかは定かではないが、「神砂嵐」と名付けられた浅原のデックは、やはりただのドラゴンストームではない。
単体で十分なカードパワーを持つと浅原が評する《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》をメインに採用し、サイド後には《均衡の復元/Restore Balance》が投入されるハイブリッドタイプとなっているのだ。
浅原:《均衡の復元/Restore Balance》は特定のデッキには劇的に強いんですけど、たいていは悠長すぎるんですよね。
といい、メインからのコンボ成立は諦めたとの事。ちなみに、同様に赤白を基調とする《永劫の輪廻/Enduring Renewal》にかんしても、一応組み込むことに挑戦はしてみたとの事。その名残として、当日の朝まで《ぶどう弾/Grapeshot》が入っていたくらいだ。
調整不足で未完成であるとはいうものの、やはり派手なゲームには華がある。浅原のデックには期待したい。
一方、
橋本:やっと、フィーチャリングされましたよ……。
ともらす、橋本。それも仕方ない。橋本は唯一の初日全勝のプレイヤー。このタイミングでは遅すぎるくらいだ。
橋本:特に戦績は無いですね……僕無名なので……。
と、小室あたりにつめの垢を煎じて飲ませたいくらいに謙虚な橋本だが、つくばで開催される CCC において、コンスタントな成績を残すプレイヤーだ。
その橋本が使用するのは、旧環境を代表するビートダウンのひとつである「 Zoo 」だ。
《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》を失い、速度を失ったものの、《獣群の呼び声/Call of the Herd》によって、アドバンテージ面とクロック面で安定性を高め、新環境でも十分に通用するデックと思われる。
伝統的に、橋本の使用するような鉄板デックは、コンボに厳しいのだが、この対戦はいったいどうなるのだろうか。
先手は橋本。
1 ターン目 2 ターン目と連続して《密林の猿人/Kird Ape》をキャスト、しっかり《森/Forest》も確保してビートダウン体勢を整える橋本に対して、浅原は 1 ターン目に《祖先の幻視/Ancestral Vision》を待機させるものの、手札の内容は芳しくない。
続いて、《獣群の呼び声/Call of the Herd》《なだれ乗り/Avalanche Riders》と綺麗に展開する橋本に対して、浅原ができたのは、《なだれ乗り/Avalanche Riders》の対象となった土地を《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》の能力でサクリファイスし、待機カウンターを減らす事くらい。
《時計回し/Clockspinning》で 1 ターン早くみた《祖先の幻視/Ancestral Vision》にマナ加速がないことを確認すると、浅原は手札、否、鉄板を片付けた。
浅原 0-1 橋本
1 ターン目にまたも《密林の猿人/Kird Ape》をキャストする橋本だったが、今度は《森/Forest》がない。後続も場に出せず、浅原のエンドに《稲妻のらせん/Lightning Helix》を打ち込むくらいしかやることがない。
だが、それ以上にやる事がなかったのが浅原。
そう、浅原は、Game 2 もまた、マナ加速をひかず、鉄板を抱える事となったのだった。
浅原 0-2 橋本
浅原:今回は、完全に失敗作でしたね……特にサイドボードが。
やはり、無理にハイブリッドにしてしまったが故に、ドローサポートが少なかったのと、サイドボードでパーミッションを対策しすぎて、クリーチャー対策が薄くなってしまったのが主な敗因だと分析する。
しかし、むしろ、そこまでしたくなるほど、浅原にとって《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》は魅力的なスペルであり、《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》は魅力的なクリーチャーだったのであろう。
浅原:パリに向けての秘密兵器ですから。
という浅原。世界選手権では、改良型の「神砂嵐」を魅せてくれるのか、それとも波紋の修行をして、新たなるデックを披露してくれるのだろうか。
Winner is 橋本裕 !
]]>このラウンドは、前日のスタンダードラウンドを全勝している大野の試合をお届けしたい。
大野のデッキは前環境の『太陽拳』を彷彿とさせる青白赤のコントロールデッキで、黒が入っていない為、リアニメイトカードは《ゾンビ化/Zombify》ではなく《蘇生/Resurrection》が採用されている。
色の組み合わせについてだが、青白黒ではなく青白赤というカラーコンビネーションにする事により《糾弾/Condemn》に加えて《稲妻のらせん/Lightning Helix》を積む事ができ、青緑クロックパーミッションやビートダウンデッキなどに耐性が上がっているという。《稲妻の天使/Lightning Angel》も非常に魅力的である。
大野「みんな言ってるけど、『太陽拳』で神河が環境落ちして一番痛かったのは間違いなく《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》《嘆きの井戸、未練/Miren, the Moaning Well》などのライフ回復手段が落ちた事だよね。でも、フィニッシャーに関しては《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire》《稲妻の天使/Lightning Angel》と代わりがいるし、『太陽拳』系のデッキはまだまだ有力なデッキタイプと言えるんじゃないかな?」
大野の友人も同じデッキを使っているそうだが、その友人も前日のスタンダードラウンドを全勝とか。新環境も『太陽拳』系のコントロールは健在のようである。
対する渡辺は神奈川では“ミスター PWC”として非常に有名で、スタンダード巧者であるプレイヤーだ。
地元のジュニアプレイヤーに「渡辺さんって 37 才くらいですよね?」「ナベパパ、親父狩りに注意して」とか酷い事を言われた事があるらしいが、今を時めくピチピチの 17 才である。最近よく話題にあがる第 3 世代どまんなか。GP などのプレミアイベントにも積極的に参加しコンスタントに好成績を残しており実力は確かなものがある。そろそろブレイクの予感か!?
そんな渡辺の使用デッキは『青赤トロン』。前環境も猛威を振るったデッキタイプだが、『太陽拳』同様落ちた主要パーツがフィニッシャーのみで《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》《吸収するウェルク/Draining Whelk》という代わりの強力フィニッシャーがいるのでこちらも神河が落ちても健在のようだ。
そんな“ミスター PWC”にタイムスパイラルのお勧めカードを聞いてみた。
渡辺「地味ですけど、《熟慮/Think Twice》が強いですね。素で打ってよし、《強迫的な研究》で捨ててよし」
カードの効果・見た目的な派手さはないが、話を聞くと確かに強そうだ。 みなさんも試してみては如何だろうか?
さて、それでは試合をお届けしよう。
ダイスロールの結果渡辺が先攻、お互いノーマリガンでゲームスタート。
大野は 2 ターン目に《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery》をセットし、意図的に手札を 8 枚にして《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》をディスカード。
4 ターン目に大野は《稲妻の天使/Lightning Angel》と仕掛けるが、これを渡辺は《差し戻し/Remand》。
大野は次のターンに《蘇生/Resurrection》で《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》を釣りに掛かるが《マナ漏出/Mana Leak》され、次のターンも《稲妻の天使/Lightning Angel》を出すも返しで《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》で除去されてしまう。
大野「うーん、かんばしくないなぁ」
渡辺「そうですね……。それじゃドローします。あ、揃った。本体に《悪魔火/Demonfire》で」
大野「まっけー。うーん、やってる事が前環境と変わってない気が……」
まったくもって同感である。
渡辺 1-0 大野
【渡辺】
IN
1《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
1《ギルド無き統治/Govern the Guildless》
OUT
1《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
【大野】
IN
2《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
OUT
先攻の大野、初手が芳しくなくマリガンするが新しい手札も土地が 1 枚しかなく芳しくない。《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》があるので土地を 1 枚引けば動けそうだが、はたしてどうだろうか。悩んだ結果、大野はこの手札をキープ。
渡辺はノーマリガンでキープ。
結果、大野は 5 ターン目まで土地を引くことが出来ず、その間渡辺は順調にドロー・セットランドを繰り返す展開となってしまう。
大野は 6 ターン目に念願の土地を引きこみ《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》。次のターンには《道化の王笏/Jester's Scepter》で仕掛けにいくが渡辺はこれを《吸収するウェルク/Draining Whelk》。
場に「4/4・飛行」として出る《吸収するウェルク/Draining Whelk》が大野に襲い掛かる。
渡辺は更に勝利を磐石なものにせんと《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》を大野のエンドステップにプレイ。
大野は最後の抵抗と、土地が止まっていた間にディスカードで捨てた《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》を対象に《蘇生/Resurrection》を打つが、渡辺はこれもきっちり《マナ漏出/Mana Leak》。
大野、万策尽きここで投了。
渡辺 2-0 大野
Winner is 渡辺雄也 !
]]>このラウンドは、先ほどドラフトレポートをお届けした中島主税の試合をフィーチャーしたい。
先ほども書いたが、今年の中島は『 PT チャールストン』で Top 4 入賞に始まり先日の『 GP シドニー』でも好成績を残しプロツアーグレイビーを確定させるなど非常に好調である。
『ザ・ダーク』が発売された頃にマジックを始めてから、約 10 年。様々な苦労を乗り越え、着実に積み上げてきた努力・実力が報われ結果が出始めてきた……。そんな苦労人である中島を密かに応援している方も多いのではなかろうか。
自分もそんな中島さんを影ながら応援している一人であったりする。 頑張れ、なかちかさん!
その中島の対戦相手は、仲間内から“ライザ”の愛称で呼ばれている石村信太郎。
着実に力をつけ台頭してきた第 3 世代の話が最近よく出るが、石村“ライザ”信太郎も輝かしい第 3 世代の一員である。特に構築で好成績を残しており、メタを読みきった独自で感覚で作るオリジナルデッキを使用し『 Finals 』 Top 8 や『高校選手権』準優勝など輝かしい結果を残しているのでご存知の方も多いだろう。
ちなみに何故“ライザ”と呼ばれているかというと、オンスロートブロック構築で行われた『 GP 横浜』で当時最強と言われていた『赤白サイクリング』デッキをメタって対抗カードである《波停機/Stabilizer》をメインから 4 枚搭載したジャンクデッキで 2 日目進出を果たすも、「ブロック構築面白くないから……」などと言いながら 2 日目はサイドイベントの『ジュニア選手権』でスタンダードを楽しんでいたという経緯によるものである。
その件について石村が「あの時は若かったから……」と語っているのを聞いた事があるが、今年で 18 才って今でも十分若いと思うぞ!
そんな 2 人の対戦をお届けしたい。
ダイスロールの結果、石村の先攻。
中島のデッキは黒タッチ赤の除去満載デッキ。石村のデッキは青白のスリヴァーを中心としたデッキのようだ。
中島の《奈落の守り手/Pit Keeper》と、石村の《珊瑚のペテン師/Coral Trickster》が相打つところからゲームはスタート。
中島は《十二足獣/Dodecapod》《マナを間引くもの/Mana Skimmer》と展開し、石村は《ベナリアの騎兵/Benalish Cavalry》《虚空魔道士の沈黙者/Voidmage Husher》と展開する。
石村は《時間の渦/Temporal Eddy》で中島の《十二足獣/Dodecapod》をバウンスしてビートしにかかるが、中島が 5 ターン目にプレイしたのは《センギアの吸血魔/Sengir Nosferatu》!
石村「止まった……、止まったっていうかマズい……」
中島「流石に強いね(笑)」
石村「っていうか、そこまで回ったのか……」
中島「 3 パック目の 4 手目だね」
石村「ですね」
そして、中島の手札は《絞殺の煤/Strangling Soot》が 2 枚・《堕落の触手/Tendrils of Corruption》《ベラドンナの暗殺者/Nightshade Assassin》と除去祭りモード。
石村、《センギアの吸血魔/Sengir Nosferatu》に対する対抗策を見出せず、惜しくも投了。
中島 1-0 石村
中島は 1 ターン目《肥満死体/Corpulent Corpse》待機の好スタート。
石村は序盤から《コー追われの物あさり/Looter il-Kor》《乳白スリヴァー/Opaline Sliver》《珊瑚のペテン師/Coral Trickster》《肺臓スリヴァー/Pulmonic Sliver》と順調に展開し、対する中島も《基底スリヴァー/Basal Sliver》《ヴェク追われの侵入者/Trespasser il-Vec》《吸血スリヴァー/Vampiric Sliver》を展開する。
中島の《ヴェク追われの侵入者/Trespasser il-Vec》と石村の《コー追われの物あさり/Looter il-Kor》が相打った後、石村が《肺臓スリヴァー/Pulmonic Sliver》プレイしてきたあたりで状況が難しくなってきた。
中島の場は《基底スリヴァー/Basal Sliver》《吸血スリヴァー/Vampiric Sliver》
石村の場は《肺臓スリヴァー/Pulmonic Sliver》《乳白スリヴァー/Opaline Sliver》《珊瑚のペテン師/Coral Trickster》
石村「うーん、どうなってるんですかねぇ……」
中島「この環境はこういう事よくあるけど、スリヴァー入り乱れると難しいよね。あれがこうなって……」
石村「これがああなって……」
中島「で、どうなるんだろうね(笑)」
石村「さっぱりですね(笑)」
とりあえず、お互い何を持っているか探りあいながら機会を窺うという展開に。
中島は待機から解放された《肥満死体/Corpulent Corpse》で殴り、石村は《コー追われの物あさり/Looter il-Kor》 2 号を展開し殴り始めるのみにとどまり、微妙な膠着の様相を見せるが、2 ターン後、ゲームが動く。
5 枚目の土地を引けない中島は《基底スリヴァー/Basal Sliver》のマナを出す能力から《センギアの吸血魔/Sengir Nosferatu》をプレイするが、待っていたのは石村の《吸収するウェルク/Draining Whelk》!
《センギアの吸血魔/Sengir Nosferatu》をカウンターしながら出てくる 6/6 フライング生物。強烈である。
中島は笑みを漏らしながら、「綺麗に刺さったね」と感想。結局、6/6 飛行がどうにもならず投了となった。
中島 1-1 石村
石村が 1 マリガンし、中島は 1 ターン目に《精神攪乱/Mindstab》を待機するスタート。
ここから、《絞殺の煤/Strangling Soot》 2・《堕落の触手/Tendrils of Corruption》 2・《結核/Phthisis》《ベラドンナの暗殺者/Nightshade Assassin》などと優良除去を沢山積んだ中島のデッキが真価を発揮する。
石村の 2 ターン目《コー追われの物あさり/Looter il-Kor》は《葬送の魔除け/Funeral Charm》で除去。
《精油スリヴァー/Essence Sliver》は《絞殺の煤/Strangling Soot》で除去。
《城の猛禽/Castle Raptors》に対しての《堕落の触手》は一度《補強/Fortify》でかわされるもの、《ベラドンナの暗殺者/Nightshade Assassin》で除去。
《肺臓スリヴァー/Pulmonic Sliver》は《絞殺の煤/Strangling Soot》をフラッシュバックで除去。
そして待機を終えた中島の《精神攪乱/Mindstab》が石村の手札をも破壊し、無人の荒野を中島の《吸血スリヴァー/Vampiric Sliver》がビートする!
石村は《祖先の幻視/Ancestral Vision》を引き込んでくるも、時すでに遅し。
中島は手札に《結核/Phthisis》を余して勝つという会心の勝利となった。
石村は 1 マリガン後からの《精神攪乱/Mindstab》が痛かったか……。
中島 2-1 石村
Winner is 中島主税 !
]]>第 2 ドラフトでは、『 PT チャールストン』で Top 4 に入った『 D-25 』のメンバーであり、先週行われた『 GP シドニー』で好成績を残しプロツアーグレイビーを確定させた中島主税のドラフティングをフィーチャーしてみたい。
このドラフト卓には偶然にも『 D-25 』のメンバーである三田村和弥が 1 番席に、有田隆一が 2 番席に同席する事となった。中島は 5 番席である。
三田村・有田・中島以外にも、『 Finals 』 Top 8 などの戦歴を持つ第 3 世代期待の星・石村“ライザ”信太郎が 3 番席にいたりと、ドラフトのレベルは非常に高そうだ。
それでは、中島のドラフトをみてみよう。
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1 パック目の初手に黒の超強力カードである《要塞の監視者/Stronghold Overseer》を取り、2 手目にサリッドシナジーを持つデッキで凄まじい強さになる《ヘイヴンウッドのセロン/Thelon of Havenwood》から黒緑のサリッドデッキを目指したピックを進めるが、全体を通してサリッドカードが流れてこなかったため、ほぼ黒単のピックとなった。
結果的に緑のカードはマナブースト系のカードしか取れず、旨みに欠ける為に緑をまるごと切ることになる訳だが、中島はしきりに緑を切るタイミングについて反省をしていた。
中島「黒の流れが良すぎるぐらいに良くて黒単気味のピックになってるけど、最後まで《ヘイヴンウッドのセロン/Thelon of Havenwood》に引っ張られて緑を切れなかった感がある。2 パック目 8 手目で《緑探し/Greenseeker》と《ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totem》で悩んで《緑探し/Greenseeker》取ったんだけど、冷静に考えると明らかに《ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totem》だったね」
筆者としては、白の流れもよく、多くの《ベナリアの騎兵/Benalish Cavalry》や《天界の十字軍/Celestial Crusader》《コーの先導/Outrider en-Kor》《アムローの偵察兵/Amrou Scout》が流れてきていたので、黒白に行くのもありかと思っていた。その点を中島に話を聞いてみたが、「白黒は色拘束が非常にキツく、デッキが厳しくなるから敬遠したい」とのことだった。なるほど。
しかし、完成したデッキは《絞殺の煤/Strangling Soot》 2・《堕落の触手/Tendrils of Corruption》 2・《結核/Phthisis》などの大量の除去に加えて、フィニッシャーも《センギアの吸血魔/Sengir Nosferatu》《要塞の監視者/Stronghold Overseer》と破壊力満点の強力デッキになっている。
中島の現在の成績は 4 勝 2 敗。グレイビー確定の勢いそのままに、『 LoM 2006 』でもまずは Top 8 を期待したい。
Time Spiral Draft Deck - Nakajima Chikara / LoM2006 2nd Draft | |
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Main Deck | Sideboard |
1 基底スリヴァー/Basal Sliver 1 肥満死体/Corpulent Corpse 1 死胞子のサリッド/Deathspore Thallid 1 ゴルゴンの世捨て/Gorgon Recluse 1 マナを間引くもの/Mana Skimmer 1 ベラドンナの暗殺者/Nightshade Assassin 1 奈落の守り手/Pit Keeper 1 センギアの吸血魔/Sengir Nosferatu 1 要塞の監視者/Stronghold Overseer 1 ヴェク追われの侵入者/Trespasser il-Vec 1 吸血スリヴァー/Vampiric Sliver 1 イシュトヴァーンおじ/Uncle Istvan 1 霊炎スリヴァー/Ghostflame Sliver 1 十二足獣/Dodecapod |
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橋本裕――。全国的にはまだ無名のこの青年が、魑魅魍魎が跋扈する過酷なトーナメントで、唯一の全勝者として初日最終順位の最上段にみずからの名を刻み込んだ。
新環境のお披露目トーナメントとしての意味合いを持つ LoM は、同時にニューフェイスたちの艶やかなデビュー戦としての意味合いをも持っている。無敗の一分けラインに鈴木貴大、一敗ラインに有留知広、栗原伸豪、浅原晃、清水直樹といった強豪の名前も見受けられるが、この LoM で一旗あげんとばかりにニューフェイスたちもまたしのぎを削っている。二日目は新旧対決の様相を見せるのは疑いようがない。
「時のらせん」が発売されてからわずか一週間。満足な準備期間を得られないままに迎えたトーナメントであったにもかかわらず、プレイヤーたちは知人・友人たちの力も借りて、できうる限りの経験を積み、調整をおこない、カードをかき集めてデッキを磨き上げてきた。その過程は古豪も新鋭も変わらないだろう。
彼らに残されたのは、初日と同じブースタードラフトとスタンダードがそれぞれ 3 回戦。そして、Top 8 によるプレーオフ。最後まで戦い続けることができるのは、たった 2 人だ。
あらたなチャンピオンとして歴史に名を刻むのは誰なのか。
新環境を制覇するデッキは、タイムシフトなのか、それともニューテクノロジーなのか。
勝利の美酒を手にするのは、ただ一人。
すべては、今夜、あきらかになる。
]]>Rank | Player | Points | Op.Win% |
1 | Kitayama, Masaya | 18 | 56.4815% |
2 | Bando, Junichiro | 18 | 53.7037% |
3 | Iritani, Kenichi * | 18 | 49.0741% |
4 | Kurihara, Shingou | 15 | 60.1852% |
5 | Hashimoto, Yu * | 15 | 59.2593% |
6 | Hirata, Tatsuya * | 15 | 59.2593% |
7 | Sato, Rei | 15 | 55.5556% |
8 | Arita, Ryuichi | 15 | 53.7037% |
9 | Suzuki, Yuji * | 15 | 50.9259% |
10 | Nakamura, Atsushi * | 15 | 50.0000% |
11 | Takahashi, Junya | 15 | 46.6667% |
12 | Hashimoto, Takayuki * | 15 | 43.3333% |
13 | Asahara, Akira | 13 | 55.9259% |
14 | Higashi, Takao * | 13 | 50.9259% |
15 | Tateishi, Shuta * | 13 | 46.2963% |
16 | Kozakai, Yukio * | 12 | 73.3333% |
17 | Ishida, Itaru | 12 | 62.9630% |
18 | Nakamura, Hajime * | 12 | 56.4815% |
19 | Okada, Wataru | 12 | 55.5556% |
20 | Minagawa, Daisuke * | 12 | 54.4444% |
21 | Tamura, Youhei * | 12 | 53.7037% |
22 | Maki, Yosuke * | 12 | 53.3333% |
23 | Yoshimori, Sho * | 12 | 52.7778% |
24 | Matsuyama, Hikaru * | 12 | 52.7778% |
25 | Yagi, Hiroyuki * | 12 | 52.2222% |
26 | Watanabe, Yuya * | 12 | 46.2963% |
27 | Ito, Atsushi | 12 | 45.3704% |
28 | Suzuki, Takahiro | 10 | 64.8148% |
29 | Shimizu, Naoki | 10 | 60.1852% |
30 | Nakajima, Chikara | 10 | 59.6296% |
31 | Shimoji, Ai | 10 | 54.6296% |
32 | Yutaka, Hiroaki * | 10 | 49.4444% |
33 | Takasaki, Yuichi | 10 | 48.5185% |
34 | Sato, Yoshikazu * | 10 | 47.2222% |
35 | Aizawa, Keiji | 10 | 47.2222% |
36 | Kato, Akihiro * | 9 | 65.5556% |
37 | Hosokawa, Yuya * | 9 | 63.8889% |
38 | Aridome, Tomohiro | 9 | 62.9630% |
39 | Koishi, Tatsunori * | 9 | 61.1111% |
40 | Takasugi, Ryota * | 9 | 61.1111% |
41 | Takeda, Hiroki | 9 | 59.2593% |
42 | Ito, Koei * | 9 | 58.3333% |
43 | Okamoto, Masahiro * | 9 | 58.0000% |
44 | Ikawa, Yoshihiko * | 9 | 56.4815% |
45 | Inoguchi, Hironobu * | 9 | 55.5556% |
46 | Natsume, Takuya * | 9 | 53.7037% |
47 | Mita, Ryoichi * | 9 | 53.7037% |
48 | Masuno, Ryosuke * | 9 | 53.3333% |
49 | Serizawa, Yuki * | 9 | 52.2222% |
50 | Suto, Takuo | 9 | 51.8519% |
51 | Kadota, Shinichi * | 9 | 51.3889% |
52 | Tomii, Tsubasa * | 9 | 51.1111% |
53 | Ohno, Isao | 9 | 50.9259% |
54 | Kudo, Hiroaki * | 9 | 50.0000% |
55 | Takanashi, Hikaru * | 9 | 50.0000% |
56 | Akiyama, Takashi | 9 | 50.0000% |
57 | Kaga, Hiroyuki * | 9 | 49.0741% |
58 | Ichihara, Yuya * | 9 | 48.3333% |
59 | Naito, Keisuke * | 9 | 47.7778% |
60 | Yanase, Kaname * | 9 | 45.3704% |
61 | Teranishi, Takayasu * | 9 | 45.3704% |
62 | Osada, Masahiro * | 9 | 36.6667% |
63 | Akita, Naoto * | 8 | 49.0741% |
64 | Ishimura, Shintaro | 7 | 55.5556% |
65 | Kakuta, Taisuke * | 7 | 50.9259% |
66 | Mitamura, Kazuya | 7 | 50.4444% |
67 | Ito, Wataru * | 7 | 49.0741% |
68 | Yasooka, Shota | 6 | 61.1111% |
69 | Ishihara, Takashi | 6 | 61.1111% |
70 | Hinohara, Toyokazu * | 6 | 61.1111% |
71 | Negishi, Nobuhiko * | 6 | 56.4815% |
72 | Kougo, Toshihide * | 6 | 56.4815% |
73 | Kudo, Ikuhiro * | 6 | 55.5556% |
74 | Miyauchi, Makoto * | 6 | 55.5556% |
75 | Ishitsuka, Yuichi * | 6 | 55.5556% |
76 | Takahashi, Yuta | 6 | 55.5556% |
77 | Ogawa, Kazuki * | 6 | 55.5556% |
78 | Hagiwara, Noriyuki * | 6 | 54.6296% |
79 | Kusakabe, Shuichi * | 6 | 53.3333% |
80 | Oyama, Athushi * | 6 | 52.7778% |
81 | Matsuyama, Satoshi * | 6 | 52.7778% |
82 | Tsukamoto, Tatsushi * | 6 | 51.3889% |
83 | Hattori, Taiki * | 6 | 51.1111% |
84 | Hosono, Yasuto | 6 | 50.9259% |
85 | Ishikawa, Sho * | 6 | 50.0000% |
86 | Sato, Masayoshi * | 6 | 50.0000% |
87 | Tsuboyama, Shuta * | 6 | 49.1111% |
88 | Nishiwaki, Kazuhisa | 6 | 48.3333% |
89 | Umi, Hirokazu * | 6 | 43.3333% |
90 | Shibayama, Jun * | 6 | 40.0000% |
91 | Kokubo, Kazuhiro * | 6 | 38.8889% |
92 | Yoshinaga, Tsuyoshi * | 3 | 77.7778% |
93 | Sugimoto, Shigeki * | 3 | 74.0741% |
94 | Tanaka, Hisaya | 3 | 74.0741% |
95 | Taura, Ryuji * | 3 | 69.4444% |
96 | Kyo, Ifu * | 3 | 58.8889% |
97 | Yamada, Daiki * | 3 | 55.5556% |
98 | Yoshimura, Naoto * | 3 | 55.5556% |
99 | Ebisawa, Yu * | 3 | 54.1667% |
100 | Taru, Genki | 3 | 52.7778% |
101 | Hirayama, Daisuke * | 1 | 52.7778% |
102 | Mouri, Takemasa | 0 | 58.3333% |
103 | Ito, Shuhei | 0 | 51.8519% |
104 | Chi, Tatsuya * | 0 | 51.8519% |
105 | Kagami, Gen | 0 | 50.0000% |
106 | Shibata, Toshiya | 0 | 33.3333% |
Rank | Player | Points | Op.Win% |
1 | Hashimoto, Yu * | 15 | 62.9630% |
2 | Kaga, Hiroyuki * | 15 | 57.4075% |
3 | Suzuki, Takahiro | 15 | 57.4074% |
4 | Ohno, Isao | 15 | 51.8519% |
5 | Ito, Wataru * | 15 | 50.0000% |
6 | Oyama, Athushi * | 15 | 50.0000% |
7 | Naito, Keisuke * | 15 | 46.2963% |
8 | Ikawa, Yoshihiko * | 15 | 44.4445% |
9 | Shimizu, Naoki | 15 | 44.4444% |
10 | Nakamura, Hajime * | 13 | 53.7038% |
11 | Watanabe, Yuya * | 13 | 53.7037% |
12 | Ito, Atsushi | 13 | 51.8519% |
13 | Nishiwaki, Kazuhisa | 13 | 50.0000% |
14 | Ichihara, Yuya * | 13 | 50.0000% |
15 | Kurihara, Shingou | 13 | 48.1482% |
16 | Mitamura, Kazuya | 13 | 46.2963% |
17 | Takasugi, Ryota * | 12 | 61.1112% |
18 | Nakamura, Atsushi * | 12 | 61.1112% |
19 | Takeda, Hiroki | 12 | 61.1111% |
20 | Ogawa, Kazuki * | 12 | 57.4075% |
21 | Kougo, Toshihide * | 12 | 57.4075% |
22 | Asahara, Akira | 12 | 55.5556% |
23 | Hosono, Yasuto | 12 | 55.5556% |
24 | Natsume, Takuya * | 12 | 55.5556% |
25 | Mita, Ryoichi * | 12 | 55.5556% |
26 | Tomii, Tsubasa * | 12 | 52.7778% |
27 | Takahashi, Yuta | 12 | 44.4445% |
28 | Ishikawa, Sho * | 12 | 44.4444% |
29 | Hagiwara, Noriyuki * | 12 | 38.8889% |
30 | Akiyama, Takashi | 10 | 62.9630% |
31 | Ito, Koei * | 10 | 62.9630% |
32 | Arita, Ryuichi | 10 | 57.4074% |
33 | Hosokawa, Yuya * | 9 | 69.4445% |
34 | Higashi, Takao * | 9 | 61.1112% |
35 | Tamura, Youhei * | 9 | 61.1112% |
36 | Suto, Takuo | 9 | 61.1112% |
37 | Takahashi, Junya | 9 | 55.5556% |
38 | Tsuboyama, Shuta * | 9 | 55.5556% |
39 | Serizawa, Yuki * | 9 | 55.5556% |
40 | Hashimoto, Takayuki * | 9 | 53.7037% |
41 | Nakajima, Chikara | 9 | 50.0000% |
42 | Teranishi, Takayasu * | 9 | 50.0000% |
43 | Masuno, Ryosuke * | 9 | 50.0000% |
44 | Miyauchi, Makoto * | 9 | 45.8333% |
45 | Kusakabe, Shuichi * | 9 | 44.4445% |
46 | Aridome, Tomohiro | 9 | 44.4444% |
47 | Bando, Junichiro | 8 | 51.8519% |
48 | Negishi, Nobuhiko * | 7 | 53.7038% |
49 | Ishida, Itaru | 7 | 18.5185% |
50 | Yutaka, Hiroaki * | 6 | 77.7778% |
51 | Okamoto, Masahiro * | 6 | 77.7778% |
52 | Suzuki, Yuji * | 6 | 68.5186% |
53 | Sato, Rei | 6 | 62.9630% |
54 | Kakuta, Taisuke * | 6 | 61.1112% |
55 | Sato, Masayoshi * | 6 | 61.1111% |
56 | Koishi, Tatsunori * | 6 | 55.5556% |
57 | Yagi, Hiroyuki * | 6 | 55.5556% |
58 | Takanashi, Hikaru * | 6 | 55.5556% |
59 | Aizawa, Keiji | 6 | 55.5556% |
60 | Inoguchi, Hironobu * | 6 | 54.1667% |
61 | Osada, Masahiro * | 6 | 50.0000% |
62 | Hattori, Taiki * | 6 | 50.0000% |
63 | Hinohara, Toyokazu * | 6 | 46.2963% |
64 | Minagawa, Daisuke * | 6 | 44.4445% |
65 | Shimoji, Ai | 6 | 44.4445% |
66 | Umi, Hirokazu * | 6 | 38.8889% |
67 | Okada, Wataru | 6 | 38.8889% |
68 | Mouri, Takemasa | 6 | 33.3334% |
69 | Yoshinaga, Tsuyoshi * | 6 | 33.3334% |
70 | Maki, Yosuke * | 6 | 33.3333% |
71 | Ishimura, Shintaro | 6 | 27.7778% |
72 | Takasaki, Yuichi | 6 | 27.7778% |
73 | Ito, Shuhei | 6 | 22.2222% |
74 | Kokubo, Kazuhiro * | 6 | 22.2222% |
75 | Akita, Naoto * | 6 | 18.5185% |
76 | Yasooka, Shota | 6 | 16.6667% |
77 | Yanase, Kaname * | 4 | 59.2593% |
78 | Iritani, Kenichi * | 4 | 53.7038% |
79 | Shibayama, Jun * | 4 | 33.3334% |
80 | Yoshimori, Sho * | 3 | 66.6667% |
81 | Kozakai, Yukio * | 3 | 61.1112% |
82 | Kitayama, Masaya | 3 | 57.4075% |
83 | Kato, Akihiro * | 3 | 50.0000% |
84 | Yoshimura, Naoto * | 3 | 33.3334% |
85 | Sugimoto, Shigeki * | 3 | 33.3334% |
86 | Kagami, Gen | 3 | 33.3334% |
87 | Chi, Tatsuya * | 3 | 33.3334% |
88 | Taru, Genki | 3 | 33.3334% |
89 | Hirayama, Daisuke * | 3 | 27.7778% |
90 | Kudo, Ikuhiro * | 3 | 27.7778% |
91 | Yamada, Daiki * | 3 | 27.7778% |
92 | Shibata, Toshiya | 3 | 27.7778% |
93 | Matsuyama, Satoshi * | 3 | 27.7778% |
94 | Tanaka, Hisaya | 3 | 27.7778% |
95 | Kudo, Hiroaki * | 3 | 24.0741% |
96 | Ishihara, Takashi | 3 | 22.2222% |
97 | Ebisawa, Yu * | 3 | 22.2222% |
98 | Ishitsuka, Yuichi * | 2 | 61.1112% |
99 | Kyo, Ifu * | 1 | 20.3704% |
100 | Tateishi, Shuta * | 0 | 66.6667% |
101 | Matsuyama, Hikaru * | 0 | 58.3334% |
102 | Sato, Yoshikazu * | 0 | 33.3334% |
103 | Kadota, Shinichi * | 0 | 27.7778% |
104 | Hirata, Tatsuya * | 0 | 27.7778% |
105 | Taura, Ryuji * | 0 | 22.2222% |
106 | Tsukamoto, Tatsushi * | 0 | 16.6667% |
Rank | Player | Points | Op.Win% |
1 | Hashimoto, Yu * | 30 | 62.1465% |
2 | Kurihara, Shingou | 28 | 63.4259% |
3 | Nakamura, Atsushi * | 27 | 58.1650% |
4 | Bando, Junichiro | 26 | 57.9475% |
5 | Suzuki, Takahiro | 25 | 66.0494% |
6 | Nakamura, Hajime * | 25 | 61.8056% |
7 | Asahara, Akira | 25 | 59.2207% |
8 | Shimizu, Naoki | 25 | 57.9167% |
9 | Ito, Atsushi | 25 | 55.7169% |
10 | Watanabe, Yuya * | 25 | 54.7840% |
11 | Arita, Ryuichi | 25 | 54.0278% |
12 | Ohno, Isao | 24 | 58.7577% |
13 | Kaga, Hiroyuki * | 24 | 58.6279% |
14 | Ikawa, Yoshihiko * | 24 | 55.1698% |
15 | Takahashi, Junya | 24 | 51.0101% |
16 | Naito, Keisuke * | 24 | 49.9082% |
17 | Hashimoto, Takayuki * | 24 | 48.2323% |
18 | Ito, Wataru * | 22 | 53.2407% |
19 | Higashi, Takao * | 22 | 52.7778% |
20 | Ichihara, Yuya * | 22 | 49.7377% |
21 | Iritani, Kenichi * | 22 | 48.1790% |
22 | Suzuki, Yuji * | 21 | 59.2593% |
23 | Takeda, Hiroki | 21 | 58.1019% |
24 | Kitayama, Masaya | 21 | 57.6389% |
25 | Oyama, Athushi * | 21 | 57.3695% |
26 | Sato, Rei | 21 | 54.3981% |
27 | Tamura, Youhei * | 21 | 53.3179% |
28 | Mita, Ryoichi * | 21 | 51.9992% |
29 | Tomii, Tsubasa * | 21 | 51.1019% |
30 | Natsume, Takuya * | 21 | 50.4630% |
31 | Takasugi, Ryota * | 21 | 46.9927% |
32 | Mitamura, Kazuya | 20 | 55.3283% |
33 | Ishida, Itaru | 19 | 60.5967% |
34 | Akiyama, Takashi | 19 | 59.4136% |
35 | Nakajima, Chikara | 19 | 54.9769% |
36 | Ito, Koei * | 19 | 53.6883% |
37 | Nishiwaki, Kazuhisa | 19 | 50.1389% |
38 | Hosokawa, Yuya * | 18 | 68.3196% |
39 | Aridome, Tomohiro | 18 | 62.1914% |
40 | Suto, Takuo | 18 | 60.2623% |
41 | Hosono, Yasuto | 18 | 57.1759% |
42 | Takahashi, Yuta | 18 | 55.0687% |
43 | Hagiwara, Noriyuki * | 18 | 53.7037% |
44 | Ogawa, Kazuki * | 18 | 53.0093% |
45 | Ishikawa, Sho * | 18 | 52.5253% |
46 | Kougo, Toshihide * | 18 | 52.3611% |
47 | Masuno, Ryosuke * | 18 | 50.3535% |
48 | Okada, Wataru | 18 | 47.0960% |
49 | Teranishi, Takayasu * | 18 | 46.9823% |
50 | Maki, Yosuke * | 18 | 46.3958% |
51 | Serizawa, Yuki * | 18 | 46.2198% |
52 | Minagawa, Daisuke * | 18 | 43.0135% |
53 | Yagi, Hiroyuki * | 18 | 42.9293% |
54 | Yutaka, Hiroaki * | 16 | 55.3056% |
55 | Takasaki, Yuichi | 16 | 51.2860% |
56 | Aizawa, Keiji | 16 | 45.8018% |
57 | Shimoji, Ai | 16 | 43.1019% |
58 | Okamoto, Masahiro * | 15 | 54.0404% |
59 | Yoshimori, Sho * | 15 | 51.8519% |
60 | Hirata, Tatsuya * | 15 | 51.4403% |
61 | Kozakai, Yukio * | 15 | 50.7576% |
62 | Miyauchi, Makoto * | 15 | 48.5185% |
63 | Koishi, Tatsunori * | 15 | 48.3242% |
64 | Inoguchi, Hironobu * | 15 | 47.6584% |
65 | Osada, Masahiro * | 15 | 47.3370% |
66 | Takanashi, Hikaru * | 15 | 46.3881% |
67 | Kusakabe, Shuichi * | 15 | 45.5785% |
68 | Tsuboyama, Shuta * | 15 | 45.4454% |
69 | Akita, Naoto * | 14 | 52.4691% |
70 | Ishimura, Shintaro | 13 | 55.2083% |
71 | Yanase, Kaname * | 13 | 49.8333% |
72 | Negishi, Nobuhiko * | 13 | 46.3426% |
73 | Kakuta, Taisuke * | 13 | 42.5309% |
74 | Tateishi, Shuta * | 13 | 37.3333% |
75 | Sato, Masayoshi * | 12 | 55.0926% |
76 | Yasooka, Shota | 12 | 51.8519% |
77 | Kokubo, Kazuhiro * | 12 | 50.0000% |
78 | Matsuyama, Hikaru * | 12 | 46.7256% |
79 | Kato, Akihiro * | 12 | 45.8165% |
80 | Hattori, Taiki * | 12 | 45.4683% |
81 | Kudo, Hiroaki * | 12 | 45.3704% |
82 | Hinohara, Toyokazu * | 12 | 41.9192% |
83 | Umi, Hirokazu * | 12 | 41.6872% |
84 | Shibayama, Jun * | 10 | 51.0417% |
85 | Sato, Yoshikazu * | 10 | 45.5026% |
86 | Yoshinaga, Tsuyoshi * | 9 | 61.1111% |
87 | Kudo, Ikuhiro * | 9 | 50.0000% |
88 | Kadota, Shinichi * | 9 | 47.0899% |
89 | Matsuyama, Satoshi * | 9 | 46.7078% |
90 | Ishihara, Takashi | 9 | 44.4444% |
91 | Ishitsuka, Yuichi * | 8 | 48.1481% |
92 | Mouri, Takemasa | 6 | 61.9048% |
93 | Sugimoto, Shigeki * | 6 | 61.1111% |
94 | Ito, Shuhei | 6 | 59.2593% |
95 | Taru, Genki | 6 | 57.7778% |
96 | Tanaka, Hisaya | 6 | 52.7778% |
97 | Ebisawa, Yu * | 6 | 50.6803% |
98 | Yoshimura, Naoto * | 6 | 50.0000% |
99 | Yamada, Daiki * | 6 | 47.2222% |
100 | Tsukamoto, Tatsushi * | 6 | 43.9153% |
101 | Hirayama, Daisuke * | 4 | 48.0000% |
102 | Kyo, Ifu * | 4 | 47.9167% |
103 | Shibata, Toshiya | 3 | 58.3333% |
104 | Chi, Tatsuya * | 3 | 53.7037% |
105 | Kagami, Gen | 3 | 45.3704% |
106 | Taura, Ryuji * | 3 | 43.3333% |